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第112回 午後 問51

公衆衛生看護活動展開論

この地域ケア会議の機能

次の文を読み50、51の問いに答えよ。

A地区では民生委員が担当校区の高齢者宅を訪問し、見守り活動を行っている。民生委員がBさん宅を訪問すると、風邪をきっかけに急激に体力が低下して外出できなくなっていた。心配した民生委員が地域包括支援センターの保健師へ相談し、急いで介護保険サービスを導入した。

Bさんの事例を受け、民生委員から地域包括支援センターの保健師に「高齢者がどのような状態であれば、地域包括支援センターにつなげたらよいか。目安が分からない」と相談があった。

民生委員から「高齢者の見守り活動をしていると、配偶者を亡くして家にこもっている人が多い」と報告を受けた。保健師は民生委員へ地域ケア会議の開催を提案した。この地域ケア会議の機能はどれか。

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✓ これが正解4地域づくり・資源開発

解説

見つかった地域課題に対し、地域づくり・資源開発を図ります。

地域ケア会議は、介護保険法第115条の48で市町村が置くよう努めるとされた会議で、個別の事例の検討と、地域で自立した生活を支える支援体制の検討を行います。一般に、個別課題の解決、地域包括支援ネットワークの構築、地域課題の発見、地域づくり・資源開発、政策の形成という5つの機能があるとされます。

この場面では、民生委員が見守り活動の中で、配偶者を亡くして家にこもっている高齢者が多いと気付き、保健師に報告しています。特定の1人の事例ではなく、多くの高齢者に共通する課題がすでに見えている状態です。そこで地域ケア会議を開くねらいは、閉じこもりがちな人が外に出て人とつながれる場や支え合いの仕組みを、地域の関係者と一緒につくり出すことにあります。これは地域づくり・資源開発の機能に当たります。

個別課題の解決は特定の人の支援を検討する機能、地域課題の発見は複数の事例から共通の課題を見つけ出す機能で、この場面ではすでに課題が示されています。政策の形成は、地域で解決できない課題を市町村の施策として位置づける段階の機能です。したがって、この地域ケア会議の機能は地域づくり・資源開発です。5つの機能は、個別から地域、地域から政策へと広がる流れで並べて覚えましょう。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第112回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問51(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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