平成22年度 春期 問23
企業活動
パレート図に関する問題
ABC 分析の説明として,適切なものはどれか。
- ア不具合がどのような原因によって起きているのかなどを,魚の骨に似た図によって系統的に把握する手法
- イ二つの変数の間に関係があるかどうかを,収集したデータを用いて解析する手法
- ウ母集団からサンプルを抜き取って検査を行い,サンプル中の不良個数によって母集団の品質を判定する手法
- エ優先的に管理すべき対象を明確にするために,売上金額などの累積構成比を基に重要度のランク付けを行う手法
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✓ これが正解エ優先的に管理すべき対象を明確にするために,売上金額などの累積構成比を基に重要度のランク付けを行う手法
解説
金額の大きい順に並べ、累計で重みづけて等級を付けます。
重点を置く相手を選び出す手法が、設問の対象でした。まず売上などの金額を、大きい順に並べ替えます。そのうえで、上から順に累計の割合を出していきました。上位の少数で全体の大半を占めることが多くあります。だから累計の割合で区切り、等級を付けていきました。この手法を挙げた肢が当たり、パレート図と組で使われます。上の等級には手を厚く、下の等級には軽く配りました。原因を魚の骨のように書き出す手法は、要因を探る図です。金額の大小を並べ替える働きは持っていませんでした。二つの値に関わりがあるかを解く手法も、別にあります。抜き取って調べ、全体の質を判じる手法も別でした。つまり並べ替えて累計を取るのは、一つだけになります。上から順に拾えるのが強みでした。シラバスも、この手法をパレート図と並べて挙げています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア不具合がどのような原因によって起きている…:原因を魚の骨のように書き出す肢のほうです。結果に至る要因を、枝分かれさせて並べました。考えを整理するときに力を発揮する図です。ただし金額の大小は、そもそも扱いません。並べ替える働きもありませんでした。見ている軸が別にあります。
- イ二つの変数の間に関係があるかどうかを,収…:二つの値の関わりを解く肢というのが、こちらです。集めた値から、結び付きの強さを調べました。散らばりの図や係数を使って確かめます。重点を選び出す手法ではありませんでした。目的が違っています。扱う中身も別です。
- ウ母集団からサンプルを抜き取って検査を行い…:抜き取って全体の質を判じる肢が、こちらです。一部を調べて、母集団の良し悪しを推し量りました。受け入れるかどうかを決めるときに使われます。金額で等級を付ける手法ではありません。判じる相手が品質でした。使う場面が違います。
この問題の用語
- パレート図項目ごとの出現頻度を大きい順に棒で並べ、累積和を折れ線で描く図です。上位のどれを直せば全体が大きく改善するかを見つけられます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- 重要度物事がどれだけ大切かを表す度合いのことです。要求や情報資産、障害などに付け、対応の順番や守り方の強さを決める目安にします。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問23
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 問51(パレート図)
- 令和6年度 問14:パレート図に関する問題(パレート図)
- 令和5年度 問38(パレート図)
- 令和5年度 問36:サービスデスクに関する問題(重要度)
- 平成30年度 春期 (特別措置試験) 問70:リスク分析に関する記述(重要度)
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