平成24年度 春期 (特別措置試験) 問68
セキュリティ
迷惑メールに関する問題
迷惑メールの対策に関して,次の記述中の a,b に入れる字句の適切な組合せはどれか。
〔記述〕 迷惑メールに困っていた A さんは,その対策として,自分の受信したいメールアドレスを [ a ]に登録し,電子メールの受信は,[ a ]に登録しているメールアドレスから 送信されたものだけを[ b ]することにした。 a は記述の中に2 か所出る(原典も同じ字句が2回)。 〔選択肢の表〕
| a | b | |
|---|---|---|
| ア | ブラックリスト | 許可 |
| イ | ブラックリスト | 拒否 |
| ウ | ホワイトリスト | 許可 |
| エ | ホワイトリスト | 拒否 |
- アa ブラックリスト/b 許可
- イa ブラックリスト/b 拒否
- ウa ホワイトリスト/b 許可
- エa ホワイトリスト/b 拒否
答えと解説を見る
✓ これが正解ウa ホワイトリスト/b 許可
解説
受け取りたい側を並べる名簿なので、載った分を通します。
迷惑メールを絞る方法には、大きく二つの向きがあります。ひとつは、拒みたい相手を名簿に並べて落とす向きです。もうひとつは、受け取りたい相手を並べて通す向きでした。設問の人は、自分の受信したい宛先を登録しています。だから名簿は受け取りたい側を並べたもので、ホワイトリストと呼びます。そして名簿に載っているものだけを、通す扱いにします。ホワイトリストと許可を組み合わせた肢が、これに当たります。この向きは強く働き、名簿に無いメールはすべて届かなくなります。その代わり、知らない相手からの大事なメールも落ちてしまいます。だから名簿の手入れを続けていく手間が必要です。シラバスも、迷惑メールを用語として挙げています。ブラックリストは逆に、知らない相手を素通しにしてしまいます。二つの空欄のどちらか一方だけが合う肢もあるので、両方を見て選びます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アa ブラックリスト/b 許可:ブラックリストと許可を組み合わせた肢のほうです。黒いほうは拒みたい相手を並べる名簿でした。それに載っているものを通せば、迷惑メールだけが届きます。狙いとちょうど正反対の仕掛けになってしまいます。届くのは迷惑メールだけです。
- イa ブラックリスト/b 拒否:ブラックリストと拒否を組み合わせた肢というのが、こちらです。仕掛けとしては筋が通っており、実際に使われる形です。ただし設問の人は、受信したい宛先を登録していました。登録したものを並べる名簿は、黒いほうではありません。名簿の側が違います。
- エa ホワイトリスト/b 拒否:ホワイトリストと拒否を組み合わせた肢が、こちらに当たります。名簿の側は、設問のとおり受け取りたい相手を並べています。ところが、その載っている相手を落としてしまいます。受け取りたいものだけが消える、逆さまの仕掛けでした。
この問題の用語
- 迷惑メール承諾を得ていない不特定多数へ送る広告のメールです。送信元を詐称されないよう、SPFなどでドメインの正しさを確かめて防ぎます。
- ホワイトリスト通してよいものだけを定義し、それ以外を遮断する仕組みのことです。許可リストとも呼ばれ、通信やメール、実行できるソフトの制限などに使われます。
- 電子メール文書やファイルをネットワーク越しに送る仕組み。送信にはSMTP、受信にはPOP3やIMAP4というプロトコルが使われます。
- ブラックリスト拒否する対象を一覧にして、該当するものだけを止める方式です。許可する対象だけを並べるホワイトリストとは逆の考え方です。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問68(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
同じ用語が出る問題
- 平成28年度 秋期 (特別措置試験) 問3(ホワイトリスト)
- 平成26年度 春期 (特別措置試験) 問77:メーリングリストの説明(迷惑メール)
- 平成23年度 秋期 問59:迷惑メールに関する問題(迷惑メール)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)