平成24年度 春期 (特別措置試験) 問69
基礎理論
論理演算に関する問題
札幌にある日本料理の店と函館にある日本料理の店をまとめて探したい。検索条件を表す論理式はどれか。
- ア(“札幌” AND “函館”) AND “日本料理”
- イ(“札幌” AND “函館”) OR “日本料理”
- ウ(“札幌” OR “函館”) AND “日本料理”
- エ(“札幌” OR “函館”) OR “日本料理”
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✓ これが正解ウ(“札幌” OR “函館”) AND “日本料理”
解説
一つの店が両方の地名を持つことは、そもそもありません。
日本語の言い回しを、そのまま論理の式に写す問です。前半は、片方の街の店と、もう片方の街の店をまとめて探す形。ここで大事なのは、一つの店が両方の街にあることはない点です。だから二つの地名を両方満たせという式にすると、何も当たりません。どちらかを満たせばよいので、地名どうしは論理和で結びます。後半の料理の種類は、地名の条件に加えて満たす必要があります。こちらは論理積で結び、絞り込む向きに働かせます。地名を和で束ね、それに料理の条件を積で掛けた肢が当たります。日本語の「と」は並べる言葉ですが、論理演算の積とは限りません。ここを機械的に写すと、当たりの無い式ができてしまいます。括弧の位置も効いてくるので、束ねてから掛ける順を守ります。シラバスも、集合と論理演算の考え方を学ぶよう求めています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア(“札幌” AND “函館”) AND …:二つの地名を積で結んだうえ、料理も積で掛けた肢です。三つすべてを満たす店を探す式になっています。ところが両方の街に同時にある店は存在しません。当たりが一件も出ない式になってしまいました。そもそも成り立ちません。
- イ(“札幌” AND “函館”) OR “…:地名どうしを積で結び、料理を和で足した肢のほうです。前半が当たらないうえ、後半の足し方も緩すぎます。料理さえ合えば、どの街の店も入ってきてしまいます。絞る条件と広げる条件を、逆に置いた形でした。置き所が入れ替わっています。
- エ(“札幌” OR “函館”) OR “日…:三つとも和で結んだというのが、この肢の中身です。どれか一つでも当たれば入るので、網が広がりすぎます。別の街にある別の料理の店まで、まとめて拾ってしまいます。料理の条件は、絞る側に置かねばなりませんでした。網が広すぎます。
この問題の用語
- OR数学の手法を使って、いくつかの案から最も有利なものを選ぶ考え方です。期待される費用や利益を計算して比べるときに使います。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問69
同じ用語が出る問題
- 平成25年度 秋期 (特別措置試験) 問64:論理演算式(OR)
- 平成25年度 秋期 (特別措置試験) 問54:論理演算に関する問題(OR)
- 平成25年度 春期 (特別措置試験) 問82:排他的論理和を表す論理式(OR)
- 平成24年度 秋期 (特別措置試験) 問82:真理値表に対応する論理演算(OR)
- 平成21年度 春期 問71:ANDに関する問題(OR)
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