平成29年度 秋期 (特別措置試験) 問86
システム構成要素
性能に関する問題
システムにおいて,ある一部分の処理速度が遅いことによって,システム全体の処理速度が低く抑えられているとき,原因となっている部分を何と呼ぶか。
- アスループット
- イデフラグ
- ウフローチャート
- エボトルネック
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✓ これが正解エボトルネック
解説
全体の速さを抑え込んでいる、いちばん細い部分のことです。
連なって動く仕組みでは、全体の速さはいちばん遅い部分に引っ張られます。どれだけ他を速くしても、そこを通らなければ先へ進めないからです。この、全体を抑え込んでいる部分をボトルネックと呼びます。瓶の首を意味する言葉で、中身がいくらあっても細い首の分しか出てこない様子から来ています。大事なのは、直す順番がここから決まるという点です。細い部分を残したまま他を速くしても、全体は変わりません。逆に、ここを広げれば全体が動きます。ただし、広げると次に細い部分が新しく効いてくるので、測っては直すことを繰り返します。どこが細いのかは思い込みでは分からないので、必ず測って探します。人手の配り方でも同じことが起こります。どの工程が詰まっているのかを測ってから手を打つと、かけた労力がそのまま効いてきます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アスループット:一定の時間内にこなせる仕事の量を指す肢です。仕組みの速さを表す指標の一つで、大きいほど多くの仕事をさばけます。測るための物差しであって、遅さの原因となっている部分ではありません。仕組みの速さを測るための物差しにあたります。
- イデフラグ:記憶装置の中で散らばった記録を並べ直し、読み書きを速くする作業を指す肢です。遅さを解消するための手立ての一つですが、原因になっている部分そのものを指す言葉ではありません。遅さを解消する手立ての一つにすぎません。
- ウフローチャート:処理の流れを、記号と矢印を使って図に表したものを指す肢です。手順を目で追えるようにするための書き方で、どこが遅いかを示すものではありません。表し方の話になっています。手順を目で追うための書き方の話です。遅い場所を示しません。
この問題の用語
- レスポンスタイム要求の終わりから、最初の処理結果が出始めるまでの経過時間です。応答時間とも呼ばれ、処理が終わるまでの時間とは区別します。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問86
同じ用語が出る問題
- 令和2年度 10月 (特別措置試験) 問63:応答時間を短縮するための施策(レスポンスタイム)
- 平成30年度 秋期 (特別措置試験) 問37:ソフトウェア保守に該当するもの(レスポンスタイム)
- 平成25年度 春期 (特別措置試験) 問32(レスポンスタイム)
- 平成21年度 秋期 問61(レスポンスタイム)
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