第38回 問題27
人間関係とコミュニケーション
次のうち,介護福祉施設におけるコンプライアンスの意味として,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1法令を遵守すること
- 2給与を引き上げること
- 3連携を促進すること
- 4介護技術の向上に努めること
- 5管理体制を強化すること
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✓ これが正解1法令を遵守すること
解説
コンプライアンスとは、法令を遵守することです。
コンプライアンスは、一般に法令遵守と訳される言葉で、法律や政令、省令などのきまりを守ることを意味します。広い意味では、法令に加えて、組織の規則や職業上の倫理、社会の規範に沿って行動することも含めて使われます。
介護福祉施設では、介護保険法や運営に関する基準、虐待の防止や個人情報の保護に関する法律などを守ることが、コンプライアンスにあたります。したがって、法令を遵守することという記述が、この言葉の意味として最も適切です。法令に違反すると、利用者の権利が損なわれるだけでなく、事業所の指定の取消しなどにつながることもあります。
給与の引上げ、連携の促進、介護技術の向上、管理体制の強化は、いずれも組織の運営にとって大切な取り組みですが、言葉の意味としてのコンプライアンスではありません。コンプライアンスはきまりを守ること、と訳語から覚えておくと、ほかの取り組みとの区別がつきやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2給与を引き上げること:給与の引上げは、職員の処遇の改善にあたる取り組みです。人材の確保や定着のために大切なものですが、きまりを守ることを意味するコンプライアンスの説明にはなっていません。
- 3連携を促進すること:連携の促進は、多職種や関係機関とのチームワークを高める取り組みです。介護の質を高めるうえで重要ですが、言葉の意味としての法令遵守とは関係がありません。
- 4介護技術の向上に努めること:介護技術の向上は、研修や自己研鑽によって支援の質を高める取り組みです。専門職として大切な姿勢ですが、コンプライアンスという言葉が指す内容ではありません。
- 5管理体制を強化すること:管理体制の強化は、法令遵守を進めるための手段の一つになることはありますが、言葉の意味そのものではありません。コンプライアンスは管理の仕組みではなく、きまりを守ることを指します。
出典:第38回 介護福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題27。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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