第112回 午前 問56
老年看護学
高齢者への看護師の対応で適切なの
入院中の高齢者への看護師の対応で適切なのはどれか。
- 1入院当日から複数の看護師が関わる。
- 21回の訪室で多くの情報を聴取する。
- 31日のスケジュールは口頭で説明する。
- 4退院後の生活を予測して情報収集する。
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✓ これが正解4退院後の生活を予測して情報収集する。
解説
入院時から退院後の生活を予測して情報収集します。
高齢者は、入院という環境の変化に慣れるのに時間がかかり、混乱や不安を起こしやすい特徴があります。また、入院中の安静で体の機能や認知機能が落ちやすく、入院前と同じ生活に戻れなくなることもあります。高齢者への対応は、この2つの特徴を踏まえて考えます。
入院が長引くほど体の機能は落ちやすいため、入院した時点から、退院後にどこで誰とどのように暮らすのかを予測し、そのために必要な情報を集めておくことが大切です。家の構造や家族の介護力、使っている介護サービスなどを早めに把握しておくと、退院に向けた準備を計画的に進められ、住み慣れた生活に戻りやすくなります。これは退院支援の考え方で、入院時から始めることが求められています。
覚え方: 高齢者の入院では、関わる人は少なく、情報は少しずつ、説明は目に見える形で、退院は入院時から見据えると、4つの原則で整理しましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1入院当日から複数の看護師が関わる。:入院した日から多くの看護師が入れ替わって関わると、高齢者は顔や名前を覚えられず、混乱や不安が強まります。はじめは関わる人を絞り、なじみの関係をつくることが大切です。
- 21回の訪室で多くの情報を聴取する。:高齢者は疲れやすく、一度に多くのことを聞かれると負担になり、正確に答えられないこともあります。情報は体調を見ながら何回かに分けて聴き取ります。
- 31日のスケジュールは口頭で説明する。:口頭だけで1日の予定を伝えると、高齢者は聞き取りにくかったり、すぐに忘れてしまったりします。紙に書いて見える場所に置くなど、目で確かめられる形で伝えます。
出典:第112回 看護師国家試験 午前(厚生労働省)問56(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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