第113回 午後 問20
必修問題
床上で排便しやすい体位
床上で排便しやすい体位はどれか。
- 1仰臥位
- 2側臥位
- 3Sims〈シムス〉位
- 4Fowler〈ファウラー〉位
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✓ これが正解4Fowler〈ファウラー〉位
解説
床上で排便しやすいのは、腹圧をかけやすいファウラー位です。
排便のときは、腹圧をかけやすい姿勢をとることが大切です。腹圧とは、腹筋や横隔膜に力を入れて腹の中の圧を高めることで、直腸の内容物を押し出す力になります。ファウラー位は上半身を45度前後起こした体位で、座った姿勢に近くなるため、腹圧をかけやすく、重力も便を下へ送る方向に働きます。床上で便器を使うときは、ベッドの頭側を上げてこの体位をとると排便しやすくなります。
判断の軸は、その体位がどれだけ座った姿勢に近いかです。上半身が水平に近い寝た姿勢や横向きの姿勢では、いきむための力を入れにくく、重力の助けも得られません。横向きでは便器を体の下にうまく当てることも難しくなります。
覚え方: 人が最も排便しやすいのは座ってやや前かがみの姿勢で、床上ではそれに一番近いファウラー位を選ぶ、と考えると迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1仰臥位:仰臥位は上半身を水平にした寝た姿勢で、腹筋に力を入れていきむことが難しくなります。重力も便を出す向きに働かないため、床上の排便には向きません。
- 2側臥位:側臥位は横向きに寝た姿勢で、便器を体の下に当てにくく、いきむための腹圧もかけにくい体位です。排便のための体位としてはファウラー位に劣ります。
- 3Sims〈シムス〉位:シムス位は側臥位から上側の脚を曲げて前に出した、半ばうつ伏せに近い体位です。座位から離れた姿勢で腹圧をかけにくく、床上の排便には適しません。
出典:第113回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問20(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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