第114回 午後 問72
看護の統合と実践
プライマリナーシングに関する問題
プライマリナーシングの説明で適切なのはどれか。
- 1業務を短時間で効率よく実施できる。
- 2リーダーの調整力が看護チームの目標達成に影響する。
- 31人の看護師が1人の患者の入院から退院まで一貫して責任をもつ。
- 4日替わりで受け持ち看護師が変わるので看護ケアの継続が難しくなる。
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✓ これが正解31人の看護師が1人の患者の入院から退院まで一貫して責任をもつ。
解説
1人の看護師が入院から退院まで一貫して責任をもつ方式です。
看護提供方式は、看護師が患者をどう受け持ち、誰が責任をもつかで分類されます。プライマリナーシングは、1人の看護師(プライマリナース)が1人の患者を入院から退院まで受け持ち、看護計画の立案から評価まで一貫して責任をもつ方式です。プライマリナースが勤務していない時間帯は、ほかの看護師がその計画に沿ってケアを行います。
この方式の長所は、責任の所在が明確で、患者と看護師の信頼関係が築きやすく、継続性のある個別的な看護を提供しやすいことです。その反面、受け持ち看護師の力量によって看護の質に差が出やすいことが課題とされます。
以上から、1人の看護師が1人の患者の入院から退院まで一貫して責任をもつ肢が正解です。業務を分担する方式、チームで受け持つ方式、1人が通して受け持つ方式と、責任の単位で見分けると整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1業務を短時間で効率よく実施できる。:業務を短時間で効率よく実施できるのは、与薬や処置などの業務ごとに担当を分ける機能別看護の特徴です。プライマリナーシングは効率よりも継続性と責任の明確さを重んじます。
- 2リーダーの調整力が看護チームの目標達成に影響する。:リーダーの調整力がチームの目標達成を左右するのは、リーダーとメンバーで患者を受け持つチームナーシングの特徴です。プライマリナーシングでは個々の看護師が責任を負います。
- 4日替わりで受け持ち看護師が変わるので看護ケアの継続が難しくなる。:受け持ちが日替わりで変わると看護の継続が難しくなりますが、それはプライマリナーシングが解消しようとした課題です。この方式では受け持ち看護師が入院中を通して固定されます。
出典:第114回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問72(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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