第115回 午前 問85
疾病の成り立ちと回復の促進
貼付剤に関する問題
薬剤の形状として貼付剤があるのはどれか。2つ選べ。
- 1インスリン
- 2アドレナリン
- 3フェンタニル
- 4ニトログリセリン
- 5アセトアミノフェン
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✓ これが正解3フェンタニル
✓ これが正解4ニトログリセリン
解説
貼付剤があるのはフェンタニルとニトログリセリンです。
この問は、薬の剤形(薬の形)の知識で判断します。貼付剤とは、皮膚に貼って薬を皮膚から吸収させる薬で、効果を長く安定して保てることや、飲み込めない人にも使えることが利点です。
フェンタニルは医療用麻薬の鎮痛薬で、がんの痛みなどに用いる貼付剤があり、決められた間隔で貼り替えて使います。ニトログリセリンは狭心症の治療薬で、発作時に使う舌下錠やスプレーのほか、発作の予防として皮膚に貼る貼付剤もあります。インスリンは、口から飲むと消化されて効かなくなるため、注射で用いるのが基本です。アドレナリンは、アナフィラキシーや心停止などの緊急時に注射で用いる薬です。アセトアミノフェンは解熱鎮痛薬で、内服薬や坐剤、注射剤として使われます。
したがって、貼付剤があるのはフェンタニルとニトログリセリンです。貼付剤は、長く安定して効かせたい薬(持続する痛み、狭心症の予防)に向く形、と考えると覚えやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1インスリン:インスリンはたんぱく質の一種で、口から飲むと消化されて働きを失います。そのため注射で用いるのが基本で、皮膚に貼る剤形としては扱われません。
- 2アドレナリン:アドレナリンは、アナフィラキシーや心停止などの緊急時に速く効かせる必要がある薬で、注射で用います。皮膚から少しずつ吸収させる貼付剤とは用途が合いません。
- 5アセトアミノフェン:アセトアミノフェンは解熱鎮痛薬で、錠剤などの内服薬、坐剤、点滴で用いる注射剤があります。皮膚に貼る剤形の薬としては扱われていません。
出典:第115回 看護師国家試験 午前(厚生労働省)問85(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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