第115回 午後 問21
必修問題
筋肉内注射を行う部位で適切なの
筋肉内注射を行う部位で適切なのはどれか。
- 1三角筋
- 2大殿筋
- 3上腕二頭筋
- 4大腿二頭筋
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✓ これが正解1三角筋
解説
筋肉内注射の部位として適切なのは三角筋です。
筋肉内注射は、薬液を筋肉の中に注入する方法で、部位は、筋肉に十分な厚みがあり、太い血管や神経が近くを通っていない場所を選びます。代表的な部位は、上腕の三角筋(肩の丸みをつくる筋肉)、殿部の中殿筋、大腿の外側広筋です。三角筋では、肩峰(肩の先端の骨)から一定の距離をとって、腋窩神経や橈骨神経を避けた位置に注射します。
大殿筋は殿部の大きな筋肉ですが、深いところを坐骨神経が通っているため、刺入部位としては避けます。殿部に注射する場合は、坐骨神経から離れた中殿筋を選びます。上腕二頭筋は上腕の前面の筋肉で、上腕動脈や正中神経などが近くを通るため、注射には適しません。大腿二頭筋は大腿の後面にある筋肉で、近くを坐骨神経が通るため、これも注射部位として選びません。
したがって、適切なのは三角筋です。筋肉内注射は、三角筋・中殿筋・外側広筋の3か所と、それぞれ避けるべき神経をセットで覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2大殿筋:大殿筋の深部には坐骨神経が走っており、ここへ刺入すると神経を傷つけるおそれがあります。殿部を選ぶときは坐骨神経から離れた中殿筋を用い、大殿筋は避けます。
- 3上腕二頭筋:上腕二頭筋は上腕の前側の筋肉で、上腕動脈や正中神経などの重要な血管と神経が近くを通ります。損傷の危険があるため、筋肉内注射の部位には選ばれません。
- 4大腿二頭筋:大腿二頭筋は太ももの裏側の筋肉で、近くを坐骨神経が通っています。大腿に注射するときは外側の外側広筋を選び、大腿二頭筋は神経損傷の危険から避けます。
出典:第115回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問21(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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