第115回 午後 問36
基礎看護学
看護目標を設定する際に留意する点
看護目標を設定する際に留意する点はどれか。
- 1看護師の行動とする。
- 2期限を設ける必要はない。
- 3成果を測定できる表現とする。
- 4実現不可能であっても患者の希望を目標とする。
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✓ これが正解3成果を測定できる表現とする。
解説
看護目標は、成果を測定できる表現で設定します。
看護過程で設定する看護目標(期待される結果)は、看護を行った結果、患者がどのような状態になるかを示すものです。目標を立てるときは、主語を患者にすること、達成できたかどうかを評価できるよう観察や測定が可能な具体的な表現にすること、達成の期限を決めること、患者にとって現実的に達成できる内容にすること、が原則です。
看護師の行動を目標にすると、それは看護計画(看護師が行う援助の内容)になってしまい、患者がどうなったかを評価できません。期限を設けないと、いつの時点で評価すればよいかがはっきりせず、計画の見直しもできません。実現不可能な希望を目標にすると、達成できない状態が続き、患者の意欲を損なうおそれがあります。成果を測定できる表現にすれば、評価の段階で目標が達成されたかを判断できます。
したがって、留意する点は成果を測定できる表現とすることです。看護目標は、患者が主語、測れる表現、期限つき、実現可能、の4点で点検する習慣をつけましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1看護師の行動とする。:目標の文の主語は患者で、援助を受けた結果どう変わるかを書きます。看護師が何をするかを記すのは計画の欄の役目なので、目標として立てると患者側の変化を測れません。
- 2期限を設ける必要はない。:目標には、いつまでに達成するかという期限を設けます。期限がないと評価する時期を決められず、援助の効果を確かめたり計画を修正したりすることができなくなります。
- 4実現不可能であっても患者の希望を目標とする。:実現できない内容を目標にすると、いつまでも達成されず、患者の意欲を下げてしまうおそれがあります。患者の希望を尊重しつつ、現実的に達成できる内容を目標にします。
出典:第115回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問36(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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