第115回 午後 問37
基礎看護学
漸進的筋弛緩法の目的
漸進的筋弛緩法の目的はどれか。
- 1緊張の緩和
- 2褥瘡の予防
- 3片麻痺の改善
- 4全身麻酔の導入
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✓ これが正解1緊張の緩和
解説
漸進的筋弛緩法の目的は、心身の緊張の緩和です。
漸進的筋弛緩法は、リラクセーション法の一つです。からだの各部位の筋肉に、いったん意識して力を入れて緊張させ、そのあとで一気に力を抜いて緩める、という動作を、手、腕、肩、顔、足などの部位ごとに順に繰り返します。力を入れたときと抜いたときの感覚の違いを感じ取ることで、筋肉の緊張がほぐれ、それとともに不安やストレスによる心の緊張も和らぐことを目指します。
褥瘡の予防には、体位変換や体圧分散寝具の使用、皮膚の清潔と栄養の管理などが行われます。筋肉を緊張・弛緩させる練習は、褥瘡を防ぐための方法ではありません。片麻痺の改善には、関節可動域訓練や筋力・動作の訓練などのリハビリテーションが行われ、漸進的筋弛緩法の目的とは異なります。全身麻酔の導入は、麻酔薬を使って意識をなくす医療行為で、この方法とは関係がありません。
したがって、漸進的筋弛緩法の目的は緊張の緩和です。名前のとおり、筋肉を段階的に(漸進的に)緩めて、心身の緊張をほぐす方法、と覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2褥瘡の予防:褥瘡は、同じ部位が長く圧迫されて血流が途絶えることで生じます。防ぐには体位変換や体圧の分散が中心で、筋肉に力を入れて抜く練習は褥瘡予防を目的とした方法ではありません。
- 3片麻痺の改善:片麻痺の改善には、関節を動かす訓練や、麻痺した側の動作の練習などのリハビリテーションが行われます。漸進的筋弛緩法は心身をくつろがせる技法で、麻痺の回復を目的としません。
- 4全身麻酔の導入:全身麻酔の導入は、麻酔薬を投与して意識や痛みの感覚をなくす医療行為で、手術の前に医師が行います。自分で筋肉を緩めて緊張をほぐす方法とは目的も手段も異なります。
出典:第115回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問37(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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