平成23年度 秋期 午前Ⅱ 問6
ネットワーク方式
QoSに関する問題
ネットワークのQoSで使用されるトラフィック制御方式に関する説明のうち,適切なものはどれか。
- ア通信を開始する前にネットワークに対して帯域などのリソースを要求し,確保の状況に応じて通信を制御することを,アドミッション制御という。
- イ入力されたトラフィックが規定された最大速度を超過しないか監視し,超過分のパケットを破棄するか優先度を下げる制御を,シェーピングという。
- ウパケットの送出間隔を調整することによって,規定された最大速度を超過しないようにトラフィックを平準化する制御を,ポリシングという。
- エフレームの種類や宛先に応じて優先度を変えて中継することを,ベストエフォートという。
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✓ これが正解ア通信を開始する前にネットワークに対して帯域などのリソースを要求し,確保の状況に応じて通信を制御することを,アドミッション制御という。
解説
通信前にリソースを要求し、確保状況で制御するのがアドミッション制御です。
QoSのトラフィック制御は、いつ、何に対して働くかで見分けます。アドミッション制御は、通信を始める前の段階で働く制御です。送信側がネットワークに必要な帯域などのリソースを要求し、確保できるかどうかに応じて、通信を受け入れるか断るかを決めます。電話で回線が空いていないときに話し中になるのと似た考え方で、受け入れた通信の品質を守るために、入口で数を絞ります。通信中に流れを監視して超過分を捨てるのか、送り出す間隔を整えて平らにするのかは、また別の制御です。開始前は受付、通信中は監視して捨てるか、ためて整えるか、と三つに分けると覚えやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ入力されたトラフィックが規定された最大速…:最大速度を超えていないか監視し、超過分を破棄したり優先度を下げたりする制御は、ポリシングと呼ばれるものです。シェーピングは超過分をためて送り出しを調整する側なので、名前と説明が入れ替わっています。
- ウパケットの送出間隔を調整することによって…:送出間隔を調整して最大速度を超えないように流れを平準化する制御は、シェーピングにあたります。ポリシングは超過分を捨てるか優先度を下げる側の制御で、この説明とは名前が逆に付けられています。
- エフレームの種類や宛先に応じて優先度を変え…:フレームの種類や宛先に応じて優先度を変えて中継するのは、優先度に応じて扱いを変える制御の説明です。ベストエフォートは、帯域や遅延を保証せず、その時点で可能な範囲で転送する考え方で、優先度による区別は前提にしていません。
この問題の用語
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
出典:平成23年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6
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