令和5年度 春期 午前Ⅱ 問1
通信プロトコル
IPv6に関する問題
PCなどがIPv6で通信を開始する際,IPv6アドレスに対応するMACアドレスを解決するために使用するプロトコルはどれか。
- アARP
- イDHCPv6
- ウICMPv6
- エRARP
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✓ これが正解ウICMPv6
解説
IPv6でMACアドレスを解決するにはICMPv6を使います。
IPv4では、IPアドレスに対応するMACアドレスを求めるのにARPを使います。IPv6にはARPが無く、その役目はICMPv6のメッセージが担います。通信を始めるとき、ホストは相手のIPv6アドレスから決まるマルチキャストアドレス宛てに、ICMPv6でMACアドレスを問い合わせるメッセージを送り、相手は自分のMACアドレスを載せたメッセージで答えます。このようにIPv6では、アドレス解決が、近くのノードを見つけるためにICMPv6が受け持つ仕組みの一部になっています。IPv4はARP、IPv6はICMPv6と対にして覚えておくと選べます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アARP:ARPはIPv4で使うアドレス解決のプロトコルで、ブロードキャストで問い合わせてMACアドレスを得ます。IPv6にはブロードキャストそのものが無く、ARPは使われないので、IPv6のアドレス解決には当てはまりません。
- イDHCPv6:DHCPv6は、IPv6のアドレスやDNSサーバの情報などをホストに配布するためのプロトコルです。自分の設定を受け取るための仕組みであり、通信相手のIPv6アドレスからMACアドレスを求める働きはありません。
- エRARP:RARPは、自分のMACアドレスから自分のIPアドレスを知るための、IPv4で使われた古いプロトコルです。求める向きが逆であり、IPv6で通信相手のMACアドレスを解決するときには使いません。
この問題の用語
- MACアドレスLAN内で機器を1台ずつ見分けるための固有の番号です。ブリッジはこれを見て中継しますが、ルータが見るのはIPアドレスなので働く層が違います。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
出典:令和5年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問1
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問10:TCPに関する問題(MACアドレス)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問6:ARPに関する問題(MACアドレス)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問11:VLANタグに関する問題(MACアドレス)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問19:VLANに関する問題(MACアドレス)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問10:IPv6によって異なるもの(MACアドレス)
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