令和7年度 春期 午前Ⅱ 問15
通信プロトコル
IEEE 802.11nの問題
日本国内において,無線LANの規格IEEE 802.11n及びIEEE 802.11acで使用される周波数帯の組合せとして,適切なものはどれか。
選択肢は原典ではIEEE 802.11nとIEEE 802.11acの表。
- アIEEE 802.11n:2.4GHz帯 / IEEE 802.11ac:5GHz帯
- イIEEE 802.11n:2.4GHz帯,5GHz帯 / IEEE 802.11ac:2.4GHz帯
- ウIEEE 802.11n:2.4GHz帯,5GHz帯 / IEEE 802.11ac:5GHz帯
- エIEEE 802.11n:5GHz帯 / IEEE 802.11ac:2.4GHz帯,5GHz帯
答えと解説を見る
✓ これが正解ウIEEE 802.11n:2.4GHz帯,5GHz帯 / IEEE 802.11ac:5GHz帯
解説
11n は2.4GHz帯と5GHz帯、11ac は5GHz帯だけを使います。
IEEE 802.11n は、2.4GHz 帯と5GHz 帯のどちらでも使える規格で、複数のアンテナを使う技術などで通信の速度を高めました。これに対して IEEE 802.11ac は、5GHz 帯だけを使う規格です。5GHz 帯は2.4GHz 帯よりも使えるチャネルが多く、ほかの機器からの電波の干渉も比較的少ないので、より広いチャネル幅を使って高速化を図っています。見分ける軸は、それぞれの規格が使える周波数帯の数です。11n は二つの帯の両方、11ac は5GHz 帯だけ、と組にして覚えると選べます。11ac に対応したアクセスポイントでも、2.4GHz 帯の通信は11n などの別の規格で行われています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アIEEE 802.11n:2.4GHz帯…:IEEE 802.11ac が5GHz 帯を使う点は正しいですが、IEEE 802.11n は2.4GHz 帯だけでなく5GHz 帯でも使えます。11n を2.4GHz 帯に限っている点が誤りです。
- イIEEE 802.11n:2.4GHz帯…:IEEE 802.11n が両方の帯を使える点は合っていますが、IEEE 802.11ac は5GHz 帯の規格で、2.4GHz 帯は使いません。11ac の周波数帯が逆になっています。
- エIEEE 802.11n:5GHz帯 /…:IEEE 802.11n を5GHz 帯だけとし、IEEE 802.11ac に2.4GHz 帯を加えている点が、二つとも事実と逆です。2.4GHz 帯にも対応しているのは11n のほうで、11ac は5GHz 帯だけです。
この問題の用語
- 無線LAN電波で機器をつなぐLANで、配線がいらない代わりに電波は建物の外へも届きます。そのため接続の認証と通信の暗号化にWPA2やWPA3を使います。
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問15
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)