平成29年度 春期 午前Ⅱ 問2
プロジェクトマネジメント
組織のプロセス資産に関する問題
PMBOKガイド 第5版によれば,組織のプロセス資産に分類されるものはどれか。
- ア課題と欠陥のマネジメントの手順
- イステークホルダのリスク許容度
- ウ組織のインフラストラクチャ
- エ組織の文化,体制,ガバナンス
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✓ これが正解ア課題と欠陥のマネジメントの手順
解説
手順やルールのような組織の資産が、組織のプロセス資産です。
PMBOKガイド 第5版は、プロジェクトに影響する組織側の要素を、組織のプロセス資産と組織体の環境要因に分けています。組織のプロセス資産は、組織が持つ計画やプロセス、方針、手順、過去の記録などの知識ベースで、プロジェクトが使ったり更新したりできるものです。課題と欠陥のマネジメントの手順は、組織が定めた手順そのものなので、こちらに分類されます。一方、組織体の環境要因は、プロジェクトチームが直接コントロールできない条件や状況を指します。手順・テンプレート・教訓のように文書として使い回せるものはプロセス資産、文化や体制のように所与の条件として受け止めるものは環境要因、と分けると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イステークホルダのリスク許容度:ステークホルダのリスク許容度は、関係者がどの程度のリスクまで受け入れるかという状況で、プロジェクトチームが手順として整えるものではありません。第5版では組織体の環境要因の側に挙げられています。
- ウ組織のインフラストラクチャ:組織のインフラストラクチャは、既存の施設や設備のように、プロジェクトの外側にある与えられた条件です。手順や知識ベースとは性質が異なり、第5版では組織体の環境要因に含まれます。
- エ組織の文化,体制,ガバナンス:組織の文化、体制、ガバナンスは、プロジェクトがその中で動く前提条件で、プロジェクト側が使い回す文書や手順ではありません。第5版では組織体の環境要因の代表例として扱われます。
この問題の用語
- ステークホルダその活動から影響を受ける、または活動に影響を与える人や組織。外部にもいて、不利益を受ける立場の人も含みます。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
出典:平成29年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問2
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問12:コミュニケーションの計画の問題(ステークホルダ)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問4:JIS Q 21500の問題(ステークホルダ)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問14:プロセス群に関する問題(ステークホルダ)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問3:組織のプロセス資産に関する問題(ステークホルダ)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問1:PMOに関する問題(ステークホルダ)
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