第58回 午後 問48
理学療法治療学
基本チェックリストに関する問題
介護予防事業の基本チェックリスト質問項目でないのはどれか。
- 1「転倒に対する不安は大きいですか」
- 2「15分くらい続けて歩いていますか」
- 3「この一年間に転んだことがありますか」
- 4「何もつかまらずに床から立ち上がっていますか」
- 5「階段を手すりや壁をつたわらずに昇っていますか」
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✓ これが正解4「何もつかまらずに床から立ち上がっていますか」
解説
基本チェックリストの立ち上がりの質問は椅子からで、床からではありません。
基本チェックリストは、介護予防の対象となる高齢者を早く見つけるために厚生労働省が作った25項目の質問票です。生活機能全般、運動機能、栄養、口腔機能、閉じこもり、認知機能、うつの各領域について、はい・いいえで答えます。
運動機能の領域は5つの質問からなり、階段を手すりや壁をつたわらずに昇っているか、椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がっているか、15分くらい続けて歩いているか、この1年間に転んだことがあるか、転倒に対する不安は大きいか、を尋ねます。
選択肢のうち、何もつかまらずに床から立ち上がっているかという質問は、チェックリストにはありません。実際の質問は椅子に座った状態からの立ち上がりを尋ねており、床からの立ち上がりではない点が見分けどころです。運動機能の5問は、階段、立ち上がり、歩行、転倒の経験、転倒の不安、と動作の順に並べて覚えると、言い回しの違いに気づきやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1「転倒に対する不安は大きいですか」:転倒に対する不安は大きいかという質問は、基本チェックリストの運動機能の領域に含まれています。転倒への恐れが活動の制限につながるかを見る項目です。
- 2「15分くらい続けて歩いていますか」:15分くらい続けて歩いているかという質問は、運動機能の領域にある項目です。歩く持久力が保たれているかを尋ねています。
- 3「この一年間に転んだことがありますか」:この1年間に転んだことがあるかという質問は、運動機能の領域に含まれています。転倒の経験は、次の転倒の危険を見る手がかりです。
- 5「階段を手すりや壁をつたわらずに昇っていますか」:階段を手すりや壁をつたわらずに昇っているかという質問は、運動機能の領域の最初の項目です。下肢の筋力とバランスを尋ねています。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問48(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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