第58回 午後 問66
生理学
血球とその働きの組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1顆粒球 止血
- 2血小板 病原体の貪食
- 3赤血球 ヘモグロビンの輸送
- 4単球 栄養素の運搬
- 5リンパ球 抗体の産生
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✓ これが正解3赤血球 ヘモグロビンの輸送
✓ これが正解5リンパ球 抗体の産生
解説
赤血球はヘモグロビンを運び、リンパ球は抗体を作ります。
この問は、血液中の細胞である血球の種類と、それぞれの主な働きを正しく結びつけられるかで判断します。
1つ目の正解は赤血球とヘモグロビンの輸送の組合せです。赤血球は中にヘモグロビンをたくさん含んだ細胞で、ヘモグロビンを抱えたまま血流に乗って全身を巡り、そのヘモグロビンに結びつけた酸素を組織へ届けます。ヘモグロビンを運ぶ細胞という意味で、この組合せは正しいものです。2つ目の正解はリンパ球と抗体の産生です。リンパ球のうちB細胞は、抗原の刺激を受けると形質細胞に変わり、抗体を作って体を守ります。
止血に働くのは血小板で、傷ついた血管の壁に集まって血の塊のもとをつくります。病原体を取り込んで分解する貪食は、好中球などの顆粒球や、単球が組織に移ったマクロファージの働きです。栄養素は主に血漿に溶けた形で運ばれます。この問では、止血と貪食の担い手が入れ替えられている点に気づくことが見分けの鍵です。止める血小板、食べる顆粒球と単球、作るリンパ球、と動詞で覚えると整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1顆粒球 止血:顆粒球のうち好中球は、細菌を取り込んで分解する貪食の働きをもちます。止血の役割を担うのは血小板です。
- 2血小板 病原体の貪食:血小板は血管が傷ついた所に集まり、血の塊のもとをつくって出血を止めます。病原体を食べて処理するのは顆粒球や単球の役割です。
- 4単球 栄養素の運搬:単球は血管から組織へ出るとマクロファージになり、異物を貪食します。栄養素の運搬は、主に血漿が溶かした形で行っています。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問66(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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