第59回 午前 問99
生理学
ノンレム睡眠で正しいの
ノンレム睡眠で正しいのはどれか。
- 1夢を見る。
- 2陰茎が勃起する。
- 3急速眼球運動がみられる。
- 4心拍数が不規則に変化する。
- 5成人の睡眠の大半を占める。
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✓ これが正解5成人の睡眠の大半を占める。
解説
ノンレム睡眠は、成人の睡眠時間の大半を占めます。
睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠という性質の異なる二つの状態からなり、一晩の間にこの二つが一定の周期で何回か繰り返されます。レム睡眠は、急速眼球運動(Rapid Eye Movement)がみられる睡眠で、体は眠っているのに脳は活発に働いています。ノンレム睡眠は、急速眼球運動がない睡眠で、眠りの深さによっていくつかの段階に分かれ、深い段階では脳の活動が大きく落ちて休んでいます。
成人では、睡眠全体のうちノンレム睡眠が大半を占め、レム睡眠は一部です。とくに寝入ってすぐの時間帯には深いノンレム睡眠が多く現れ、明け方に近づくほどレム睡眠の割合が増えます。成人の睡眠の大半を占めるという記述が正しいものです。
ほかの記述は、どれもレム睡眠の特徴です。夢を見る、陰茎が勃起する、急速眼球運動がみられる、心拍や呼吸が不規則に変化する、といった現象は、脳が活発に働くレム睡眠で起こります。覚え方は、レム睡眠は体は休んで脳が起きている睡眠、ノンレム睡眠は脳も休む睡眠で量が多い、と対にして覚えることです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1夢を見る。:夢は、主にレム睡眠のときに見ていると考えられています。レム睡眠中に起こすと、夢を見ていたと答える人が多いことが知られています。
- 2陰茎が勃起する。:陰茎の勃起は、レム睡眠のときに起こる現象として知られています。ノンレム睡眠の特徴ではありません。
- 3急速眼球運動がみられる。:急速眼球運動は、レム睡眠の名前の由来になった現象で、まぶたの下で眼球がすばやく動きます。ノンレム睡眠は、この急速眼球運動がない睡眠です。
- 4心拍数が不規則に変化する。:心拍数や呼吸が不規則に変化するのは、自律神経の働きが揺れ動くレム睡眠の特徴です。ノンレム睡眠では、心拍数や呼吸は落ち着いて規則正しくなります。
出典:第59回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問99(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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