第59回 午後 問47
臨床医学
予防接種法に関する問題
予防接種法に基づく集団予防を目的とした定期接種に該当する疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1A型肝炎
- 2B型肝炎
- 3日本脳炎
- 4インフルエンザ
- 5流行性耳下腺炎
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✓ これが正解2B型肝炎
✓ これが正解3日本脳炎
解説
集団予防のA類疾病に当たるのは、B型肝炎と日本脳炎です。
予防接種法は、定期の予防接種の対象となる疾病を、A類疾病とB類疾病に分けています。A類疾病は集団での発生やまん延を防ぐことに比重を置いたもの、B類疾病は個人の発病や重症化を防ぐことに比重を置いたもの、と整理されています。法律の第2条第2項には日本脳炎がA類疾病として挙げられ、B型肝炎は同項に基づいて政令(予防接種法施行令)で定めるA類疾病とされています。したがって、集団予防を目的とする定期接種に該当するのは、B型肝炎と日本脳炎です。
ほかの肢はA類疾病に含まれません。高齢者などを対象にしたB類疾病の定期接種に当たるものや、法律・政令の定期接種の対象に挙げられていないものです。
A類は主に子どもの定期接種で集団予防、B類は高齢者のインフルエンザなどで個人予防、と目的と対象で整理しておくと迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1A型肝炎:A型肝炎は汚染された水や食べ物から感染するウイルス性の肝炎で、ワクチンはありますが、予防接種法やその政令の定期接種の対象には挙げられていません。希望者が受ける任意の接種です。
- 4インフルエンザ:インフルエンザは予防接種法でB類疾病に位置付けられ、高齢者などの発病や重症化を防ぐ個人予防が主な目的です。集団でのまん延を防ぐことに重点を置いたA類疾病の定期接種には当たりません。
- 5流行性耳下腺炎:おたふくかぜとも呼ばれる流行性耳下腺炎のワクチンは、法律や政令の定期接種の対象に挙げられておらず、任意の接種として行われています。集団予防を目的とした定期接種には該当しません。
出典:第59回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問47(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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