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第59回 午後 問95

臨床医学

広範囲熱傷に関する問題

広範囲熱傷の病態と急性期治療で誤っているのはどれか。

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✓ これが正解3輸液量を制限する。

解説

広範囲熱傷の急性期は大量輸液が原則で、輸液量の制限は誤りです。

広範囲熱傷では、皮膚が広く失われることで全身にさまざまな変化が起こります。受傷直後から、傷んだ血管から血液の水分や蛋白が血管の外へ漏れ出し、全身の浮腫と循環血液量の減少(熱傷ショック)が起こります。そのため急性期には、失われる水分を補うために大量の輸液を行うことが治療の柱になります。輸液量を制限するという記述は、この治療の原則と逆なので誤りです。

ほかの肢は、熱傷の急性期に実際に起こる変化や、行われる治療を述べたもので、誤りではありません。

広範囲熱傷の急性期は、水分が漏れて足りなくなるので大量に補う、代謝が高まるので栄養を十分に与える、と体の変化と治療を対にして覚えておくと判断しやすくなります。理学療法でも、この時期は全身状態の変化が大きいことを前提に、拘縮の予防などを進めます。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第59回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問95(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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