第60回 午前 問50
リハビリテーション医学
三次予防にあたるの
三次予防にあたるのはどれか。
- 1高血圧患者の薬物療法
- 2高齢者の骨折予防指導
- 3乳癌のマンモグラフィ検診
- 4脳卒中患者の職場復帰支援
- 5インフルエンザワクチンの接種
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✓ これが正解4脳卒中患者の職場復帰支援
解説
脳卒中患者の職場復帰支援は、社会復帰を助ける三次予防です。
疾病の予防は、段階によって一次予防・二次予防・三次予防に分けられます。一次予防は病気にかからないようにすることで、健康づくりや予防接種、事故や骨折の予防などが含まれます。二次予防は病気を早期に発見して早期に治療することで、検診などがあたります。三次予防は、病気になったあとに、機能の低下や障害の悪化を防ぎ、リハビリテーションによって社会復帰を支援し、再発を防ぐことです。
脳卒中を発症した患者の職場復帰を支援することは、障害を負ったあとの社会復帰を目指す取り組みで、三次予防にあたります。ほかの選択肢は、まだ起きていない病気やけがを防ぐ取り組みか、病気を早い段階で見つけて治療する取り組みで、一次予防または二次予防に分類されます。
したがって、三次予防にあたるのは脳卒中患者の職場復帰支援です。かからない一次、早く見つける二次、悪化させず社会に戻す三次、と時間の流れで覚えると、リハビリテーションが三次予防の中心であることも整理できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1高血圧患者の薬物療法:高血圧患者の薬物療法は、見つかった病気をきちんと治療して合併症への進行を防ぐ取り組みで、一般に早期治療としての二次予防に分類されます。
- 2高齢者の骨折予防指導:高齢者の骨折予防指導は、転倒や骨折がまだ起きていない段階で、起こさないように働きかける取り組みです。病気やけがを未然に防ぐ一次予防にあたります。
- 3乳癌のマンモグラフィ検診:乳癌のマンモグラフィ検診は、症状のない人の中から癌を早い段階で見つけ出すための検査です。早期発見・早期治療を目的とする二次予防にあたります。
- 5インフルエンザワクチンの接種:インフルエンザワクチンの接種は、感染や発病そのものを防ぐための取り組みで、病気にかからないようにする一次予防の代表例です。
出典:第60回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問50(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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