第60回 午前 問66
生理学
生理学に関する問題
血球と機能の組合せで正しいのはどれか。
- 1単球 ―― 抗体産生
- 2顆粒球 ―― 酸素運搬
- 3血小板 ―― 止血
- 4赤血球 ―― 細胞性免疫
- 5リンパ球 ―― 細菌貪食
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✓ これが正解3血小板 ―― 止血
解説
血小板は、血管の傷口に集まって止血を担います。
血液の細胞成分(血球)は、赤血球、白血球、血小板に分けられ、白血球はさらに顆粒球(好中球・好酸球・好塩基球)、単球、リンパ球に分けられます。それぞれ役割が異なり、赤血球は酸素の運搬、白血球は体を守る免疫、血小板は止血を担います。血小板は、血管が傷つくとその部分に集まって固まり、出血を止めるとともに、血液凝固の反応を進める働きを持ちます。
残りの組合せは、血球と機能の対応が入れ替わっています。抗体の産生と細胞性免疫はリンパ球、酸素の運搬は赤血球、細菌の貪食は主に好中球と単球が受け持つ仕事です。
したがって、正しい組合せは血小板と止血です。酸素は赤血球、止血は血小板、貪食は好中球と単球、抗体と細胞性免疫はリンパ球、と役割ごとに担い手を整理しておくと、入れ替えの誤りに気付けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1単球 ―― 抗体産生:抗体を作るのは、リンパ球のうちB細胞が分化した形質細胞です。単球は組織に出てマクロファージとなり、細菌などを取り込んで処理する役割を担います。
- 2顆粒球 ―― 酸素運搬:酸素を運ぶのは、ヘモグロビンを多く含む赤血球です。顆粒球は好中球などの白血球で、細菌を取り込んで殺すなど、体を守る働きを担います。
- 4赤血球 ―― 細胞性免疫:細胞性免疫は、リンパ球のうちT細胞が、ウイルスに感染した細胞などを直接攻撃する仕組みです。赤血球は酸素の運搬を担い、免疫の働きは持ちません。
- 5リンパ球 ―― 細菌貪食:細菌を取り込んで処理する貪食は、主に好中球やマクロファージが担います。リンパ球は抗体の産生や感染細胞への攻撃など、特定の相手を狙う免疫が中心です。
出典:第60回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問66(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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