第60回 午後 問23
リハビリテーション医学
国際疾病分類はどれか。
- 1ICD
- 2ICF
- 3ICF-CY
- 4ICHI
- 5ICIDH
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✓ これが正解1ICD
解説
国際疾病分類はICDで、病気や死因を分類する世界共通の分類です。
WHOは、健康に関する情報を世界共通の物差しで扱えるよう、いくつかの国際分類を作っています。それぞれが何を分類するものかを押さえておくのが、この問いの判断の軸です。
ICD(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)は国際疾病分類で、病気やけが、死因を分類し、記号を付けて統計や診療記録に使います。日本の死因統計などもICDに基づいて集計されています。
他の分類は対象が違います。ICFは国際生活機能分類で、心身機能・身体構造、活動、参加と環境因子・個人因子から人の生活機能を捉えます。ICF-CYはICFの児童版で、子どもや青年の発達に合わせて項目を加えたものです。ICHIは医療や保健の介入(行為)を分類するもので、ICIDHは1980年にWHOが示した国際障害分類で、ICFの前身です。
したがって、国際疾病分類はICDです。病気はICD、生活機能はICF、介入はICHI、とWHOの分類を対象で区別して覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2ICF:ICFは国際生活機能分類で、心身機能・身体構造、活動、参加という生活機能と、それに影響する環境因子などを分類します。病気そのものを分類する国際疾病分類ではありません。
- 3ICF-CY:ICF-CYはICFの児童版で、子どもや青年の発達段階に合わせて項目を補ったものです。生活機能を分類する点はICFと同じで、病気を分類するものではありません。
- 4ICHI:ICHIは医療・保健で行われる診療行為や予防などの介入を分類するための国際分類です。何をしたかを分類するもので、病気や死因の分類ではありません。
- 5ICIDH:ICIDHは1980年にWHOが示した国際障害分類で、機能障害・能力障害・社会的不利の3つの段階で障害を捉えました。ICFの前身にあたり、病気を分類するものではありません。
出典:第60回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問23(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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