第60回 午後 問30
理学療法評価学
下位尺度に含まれないの
SF-36の下位尺度に含まれないのはどれか。
- 1活 力
- 2栄養状態
- 3体の痛み
- 4社会生活機能
- 5全体的健康観
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✓ これが正解2栄養状態
解説
SF-36の8つの下位尺度に、栄養状態は含まれません。
SF-36は、病気の種類によらず健康に関連したQOL(生活の質)を測る自己記入式の質問票で、36の質問から8つの下位尺度の得点を出します。8つは、身体機能、日常役割機能(身体)、体の痛み、全体的健康感、活力、社会生活機能、日常役割機能(精神)、心の健康です。
選択肢と照らし合わせると、活力は疲れや元気の程度、体の痛みは痛みの強さと生活への影響、社会生活機能は家族や友人との付き合いへの影響、全体的健康観は自分の健康についての全体の評価をみる尺度で、いずれも8つの下位尺度に含まれます。
一方、栄養状態は体重や食事の摂取量、血液検査などで評価するもので、SF-36の質問項目にも下位尺度にも入っていません。SF-36は本人がどう感じているかを尋ねる主観的な尺度なので、客観的な身体の測定値は含まない、という点からも見分けられます。
したがって、下位尺度に含まれないのは栄養状態です。8つの尺度は、身体の側と心の側に分けて4つずつ覚えると整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1活 力:活力は、どのくらい元気いっぱいか、どのくらい疲れているかを尋ねる下位尺度です。SF-36の8つの尺度の一つで、精神的な健康の側の要素として扱われます。
- 3体の痛み:体の痛みは、痛みの強さと、痛みが仕事や家事などの普段の生活をどの程度妨げたかを尋ねる下位尺度です。SF-36の8つの尺度に含まれています。
- 4社会生活機能:社会生活機能は、体や心の問題が家族や友人、近所の人との付き合いをどの程度妨げたかを尋ねる下位尺度です。SF-36の8つの尺度の一つです。
- 5全体的健康観:全体的健康観は、自分の健康状態を全体としてどう感じているか、今後の見通しをどう考えているかを尋ねる下位尺度です。SF-36の8つの尺度に含まれます。
出典:第60回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問30(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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