第60回 午後 問49
リハビリテーション医学
診療記録で正しいの
診療記録で正しいのはどれか。
- 1保存期間は1年間である。
- 2SOAPのPはProblemである。
- 3紙媒体では鉛筆で記載してもよい。
- 4患者は自分の診療記録の開示を請求できる。
- 5時間がない場合は後日まとめて記載してよい。
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✓ これが正解4患者は自分の診療記録の開示を請求できる。
解説
患者は、自分の診療記録の開示を請求できます。
診療記録は、診療の経過を残して医療の質と安全を保つための記録であり、患者の大切な個人情報でもあります。保存の期間、書き方の約束、患者の権利の3つの面から判断します。
患者は、個人情報の保護に関する法律や厚生労働省の指針に基づき、自分の診療記録の開示を医療機関に請求できます。診療情報の提供は、患者と医療者が情報を共有し、信頼関係を築くために大切とされています。したがって、開示を請求できるという記述が正しいものです。
他の記述はいずれも誤りです。医師法では診療録の保存期間は5年間と定められており、1年間ではありません。SOAPのPはPlan(計画)で、ProblemはSOAPに先立って挙げる問題点の側の言葉です。紙の記録は後から書き換えられないよう、消せない筆記具で書くのが原則で、鉛筆は使いません。また、記録は診療のたびに遅れずに書くのが原則で、後日まとめて書くのは正確さを損ないます。
記録は、遅れずに・消せない形で・定められた期間保存し、患者は開示を求められる、と4つの原則をまとめて覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1保存期間は1年間である。:医師法では、診療録は5年間保存しなければならないと定められています。1年間という記述は、法で決められた期間より短く誤りです。
- 2SOAPのPはProblemである。:SOAPのPはPlanで、治療や練習の計画を書く欄です。Sは主観的情報、Oは客観的情報、Aは評価を表し、Problemは問題志向型の記録で先に挙げる問題点のリストの側の言葉です。
- 3紙媒体では鉛筆で記載してもよい。:紙の診療記録は、後から消したり書き換えたりできないよう、ボールペンなど消せない筆記具で書くのが原則です。鉛筆で書くと改ざんの疑いを招くため、認められません。
- 5時間がない場合は後日まとめて記載してよい。:診療記録は、診療や理学療法を行ったら遅れずに書くのが原則です。後日まとめて書くと記憶があいまいになり、内容の正確さや記録としての信頼性が損なわれます。
出典:第60回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問49(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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