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第60回 午後 問70

運動学

膝関節で正しいの

膝関節で正しいのはどれか。

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✓ これが正解5屈曲の最終可動域に近づくにつれ滑り運動となる。

解説

膝の屈曲は、最終可動域に近づくにつれて滑り運動が中心になります。

膝関節の運動は、大腿骨の丸い関節面が脛骨の平らな関節面の上で、転がり運動と滑り運動を組み合わせて行われます。転がるだけだと大腿骨が脛骨から後ろへ落ちてしまうため、屈曲が進むにつれて滑りの割合が増えていきます。

屈曲の始めは主に転がり運動ですが、屈曲が深くなるにつれ、大腿骨の関節面がその場で回るように前方へ滑る動きが中心になります。最終域に近い深い屈曲では、ほとんど滑り運動となります。したがって、この記述が正しいものです。

ほかの記述は膝の構造と合いません。関節面は内側顆の方が大きく、前十字靱帯は脛骨の前方へのずれと過伸展を止めます。伸展の最後には下腿が外旋して膝が締まります(終末強制回旋運動)。大腿骨と脛骨は一直線ではなく、外側におよそ175度前後の角度(大腿脛骨角)をなします。

転がりから滑りへ、伸展の最後に外旋、という2つの動きの特徴を組で覚えておくと、膝の運動学の問題を見分けやすくなります。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第60回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問70(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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