第61回 午前 問67
生理学
昇圧作用を持つのはどれか。2つ選べ。
- 1アルドステロン
- 2インスリン
- 3カルシトニン
- 4コルチゾール
- 5ソマトスタチン
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✓ これが正解1アルドステロン
✓ これが正解4コルチゾール
解説
アルドステロンとコルチゾールは血圧を上げます。
血圧は、心臓が送り出す血液の量と、血管の抵抗で決まります。ホルモンの中には、体の中の水分や塩分の量を増やしたり、血管を縮めやすくしたりして、血圧を上げる働きをもつものがあります。
アルドステロンは副腎皮質から出るホルモンで、腎臓でナトリウムを体に戻し、それとともに水分も保つため、血液の量が増えて血圧が上がります。コルチゾールも副腎皮質から出るホルモンで、血管がアドレナリンなどに反応しやすくなるように働き、またアルドステロンに似た作用ももつため、血圧を上げる方向に働きます。コルチゾールが多すぎるCushing症候群で高血圧が起こるのはこのためです。ほかの肢は、血糖、血液中のカルシウム、ほかのホルモンの分泌の調節にかかわるホルモンで、昇圧作用をもつものではありません。
したがって正解は、アルドステロンとコルチゾールの2つです。副腎皮質のホルモンは、塩分と水を保って血圧を上げる、と覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2インスリン:インスリンは膵臓のランゲルハンス島から出るホルモンで、血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませて血糖値を下げます。血圧を上げる働きをもつホルモンとしては扱われません。
- 3カルシトニン:カルシトニンは甲状腺から出るホルモンで、骨からカルシウムが溶け出すのを抑え、血液中のカルシウム濃度を下げます。血圧を上げる作用はありません。
- 5ソマトスタチン:ソマトスタチンは、成長ホルモンやインスリン、グルカゴンなどの分泌を抑えるホルモンです。ほかのホルモンにブレーキをかける役割で、昇圧作用はもちません。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問67(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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