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第61回 午後 問64

生理学

呼吸生理で正しいのはどれか。

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✓ これが正解5動脈血二酸化炭素分圧が増加するとpHは低下する。

解説

動脈血二酸化炭素分圧が上がると血液は酸性に傾きpHは下がります。

呼吸生理では、ガスの交換、呼吸の調節、酸塩基平衡(血液のpH)の関係を整理しておく必要があります。

二酸化炭素は血液中で水と反応して炭酸になり、水素イオンと重炭酸イオンに分かれます。そのため動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)が上がると水素イオンが増え、血液は酸性に傾いてpHは低下します。換気が不十分で二酸化炭素がたまる状態を呼吸性アシドーシスといいます。よってこの記述が正しいものです。

シャントは血液が換気されていない肺胞を通る状態で、換気血流比はゼロに近づき、低下します。肺伸展受容器は肺が膨らむと興奮し、吸気を止めて呼気へ切り替える方向に働きます(Hering-Breuer反射)。二酸化炭素は酸素よりも液体に溶けやすく、拡散能は二酸化炭素のほうがずっと高い値です。pHが上がる(アルカリ性に傾く)と酸素解離曲線は左へ移動し、ヘモグロビンは酸素を離しにくくなります。二酸化炭素が増えればpHは下がる、という関係はPaCO2を調節する呼吸と血液の酸塩基平衡を結ぶ基本として覚えておきましょう。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第61回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問64(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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