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第61回 午後 問94

臨床医学

放射線療法の晩期に出現する副作用

がんの放射線療法の晩期に出現する副作用はどれか。

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✓ これが正解2骨壊死

解説

骨壊死は放射線療法の晩期に出現する副作用です。

放射線療法の副作用は、出る時期によって、治療中から治療後数週間ほどに現れる急性期(早期)の副作用と、数か月から数年たってから現れる晩期の副作用に分けられます。判断の軸は、細胞分裂が盛んな組織が早くダメージを受け、血管や組織の線維化による障害は遅れて現れる、という違いです。

照射された骨では、細い血管が徐々に傷んで血流が乏しくなり、骨の細胞が死んでしまう骨壊死(放射線性骨壊死)が起こることがあります。これは照射から時間がたって現れる晩期の副作用です。骨盤への照射後の大腿骨頭壊死や、頭頸部への照射後の顎骨壊死などが知られ、リハビリテーションでは骨折の危険にも注意します。よって晩期に出現する副作用は骨壊死です。

結膜炎や脱毛は、照射範囲の粘膜や毛根など、細胞分裂の盛んな組織が傷むことで治療中から起こる急性期の副作用です。脳への照射による脳浮腫も、主に照射中から照射後早期に見られます。放射線宿酔は、照射の初期に吐き気や倦怠感、食欲不振などが現れる二日酔いのような症状です。分裂の盛んな組織は早く、血管や骨の障害は遅く、と覚えておきましょう。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第61回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問94(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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