平成24年度 秋期 午前Ⅱ 問7
実装・構築
網羅性の観点から適切なもの
データが昇順に並ぶようにリストへデータを挿入するサブルーチンを作成した。このサブルーチンのテストに用いるデータの組合せのうち,網羅性の観点から適切なものはどれか。ここで,データは左側から順にサブルーチンへ入力する。
- ア1,3,2,4
- イ3,1,4,2
- ウ3,4,2,1
- エ4,3,2,1
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✓ これが正解イ3,1,4,2
解説
空・先頭・末尾・途中の挿入を全部通る並びが、網羅性の点で適切です。
昇順のリストへデータを挿入するサブルーチンでは、挿入する位置によって処理の流れが変わります。空のリストへの最初の挿入、先頭への挿入、末尾への挿入、途中への挿入の四つを全て通るデータが、網羅性の観点から適切です。3、1、4、2の順に入れると、まず3で空のリストへの挿入、次の1は3より小さいので先頭への挿入、4は3より大きいので末尾への挿入、最後の2は1と3の間なので途中への挿入になり、四つの場合が全てそろいます。見分ける軸は、各データを入れるたびにどこへ入るかを一つずつ追うことです。並びを手で追い、位置の種類が欠けていないかを確かめると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア1,3,2,4:1で空のリストへの挿入、3は末尾、2は1と3の間、4は再び末尾になります。末尾と途中は確かめられますが、先頭に入るデータが一つも無いので、先頭への挿入の処理が試されません。
- ウ3,4,2,1:3で空のリストへの挿入、4は末尾、2と1はどちらも先頭への挿入になります。末尾と先頭は通りますが、既にあるデータの間に入れる途中への挿入が一度も起きません。
- エ4,3,2,1:4で空のリストへの挿入をした後、3、2、1は全て先頭への挿入になります。降順に入力しているので、末尾への挿入も途中への挿入も起きず、試せる場合が最も少ない並びです。
この問題の用語
- テストケース何をどう試して、どうなれば合格かを一つずつ決めたものです。入力する値や操作の手順と、期待する結果を組にして書きます。
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:平成24年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問7
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問11:ユースケース駆動開発の利点(テスト)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問10:カークパトリックモデルの問題(テスト)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問7(テストケース)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問8:開発者が行った探索的テストの例(テストケース)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問7:この場合のテストケースの組合せ(テストケース)
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