ソフトウェア|システムアーキテクト試験
この分野には 4問あります。くり返し出ているものから並べています。
この分野でくり返し出ている用語は改善(2問)です。問題が多い回は令和3年度 春期(1問)・令和元年度 秋期(1問)・平成27年度 秋期(1問)です。
OSが間に入る仕組みと、まれな遅延を平均に入れる計算
割込みは、きっかけがどこにあるかで分けます。入出力の完了やタイマ、ハードウェアの異常のように、実行中のプログラムの外から起こるものが外部割込みです。ゼロ除算やページフォールトのように、プログラムの実行そのものが原因で起こるものが内部割込みです。SVC割込みは内部割込みの一種で、ユーザプログラムが入出力などのカーネルの機能を使うために、専用の命令で意図して呼び出すときに起こります。
ページング方式の仮想記憶では、主記憶の平均アクセス時間を、1回のアクセス時間に、ページフォールトの発生率と1回当たりのオーバヘッドの積を足して求めます。ミリ秒とナノ秒のように単位が違うまま足さないことが肝心で、先にナノ秒へそろえます。発生率が百万分の一でも、1回の処理に数百ミリ秒かかれば、平均への上乗せは数百ナノ秒となり、主記憶のアクセス時間と同じ桁になり得ます。
そのため、改善案の効果を比べるときは、アクセス時間を短くする案、発生率を下げる案、1回当たりの処理を短くする案を、それぞれ同じ式に入れて平均値を出し、数値どうしで比べます。印象ではなく計算で並べることが確実です。
サブルーチンへの引数の受渡しでは、値呼出しは値の写しを渡すので、サブルーチンの中で書き換えても呼出し元の変数は変わりません。参照呼出しは変数の格納場所を渡すので、呼出し元の変数が書き換わり得ます。写しを渡すか、本体への道筋を渡すかで区別します。
この分野で出た問題
- 令和3年度 春期 問82回出題サブルーチンへの引数の受渡し方のうち,引数として渡した変数の値が,サブルーチンの実行後に変更されないことが保証されているものはどれか。
- 令和元年度 秋期 問19ページング方式の仮想記憶において,主記憶の1回のアクセス時間が300ナノ秒で,主記憶アクセス100万回に1回の割合でページフォールトが発生し,ページフォールト1回当たり200ミリ秒のオーバヘッドを伴うコンピュータがある。主記憶の平均アクセス時間を短縮させる改善策を,効果の高い順に並べたものはどれか。
- 平成27年度 秋期 問18SVC(SuperVisor Call)割込みが発生する要因として,適切なものはどれか。
正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。
年度から解く
この分野の問題は 4年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは令和3年度 春期です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。