令和2年度 10月 午前Ⅱ 問8
情報セキュリティ管理
CRYPTRECの主な活動内容
CRYPTREC の主な活動内容はどれか。
- ア暗号技術の技術的検討並びに国際競争力の向上及び運用面での安全性向上に関する検討を行う。
- イ情報セキュリティ政策に係る基本戦略の立案,官民における統一的,横断的な情報セキュリティ対策の推進に係る企画などを行う。
- ウ組織の情報セキュリティマネジメントシステムについて評価して認証する制度を運用する。
- エ認証機関から貸与された暗号モジュール試験報告書作成支援ツールを用いて暗号モジュールの安全性についての評価試験を行う。
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✓ これが正解ア暗号技術の技術的検討並びに国際競争力の向上及び運用面での安全性向上に関する検討を行う。
解説
CRYPTREC は暗号技術の安全性などを検討するプロジェクトです。
CRYPTREC は、電子政府などで使う暗号技術を評価し、その安全性を見守るための日本のプロジェクトです。総務省と経済産業省が中心となり、NICT と IPA が事務局を務めています。主な成果として、安全性と実装性を確かめた暗号をまとめた電子政府推奨暗号リストがあります。暗号がいつまで安全に使えるかを見張り、運用上の注意を示すことも役割に含まれます。正解の選択肢は、暗号技術の技術的検討と、運用面での安全性向上に関する検討を行うと述べており、この活動内容と合っています。CRYPTREC は暗号の目利き役であり、国の戦略を立てたり、個別の製品や組織を認証したりする機関とは分けて覚えると整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ情報セキュリティ政策に係る基本戦略の立案…:情報セキュリティ政策の基本戦略を立て、官民の対策を横断的に推進する企画は、内閣に置かれた国の司令塔の役割です。暗号そのものを技術的に検討する活動とは、担う範囲が違います。
- ウ組織の情報セキュリティマネジメントシステ…:組織の情報セキュリティマネジメントシステムを評価して認証する制度は、組織の管理の仕組みが規格に合っているかを審査する第三者認証の制度です。暗号技術そのものを検討する活動ではありません。
- エ認証機関から貸与された暗号モジュール試験…:貸与されたツールを使って暗号モジュールの評価試験を行うのは、暗号モジュールを試験して認証する制度の中で試験機関が担う実務です。個々の製品を試験する作業であり、暗号技術全体の検討とは別です。
この問題の用語
- CRYPTREC電子政府で使うことを勧める暗号について、安全性を評価し、その後も監視し続ける国内の取り組み。弱くなった暗号は入れ替えを促します。
- 企画何のために作るのかを決め、進める形をまとめる最初の段階です。ここで業務の進め方そのものを見直すと、大きな改善につながります。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 情報セキュリティマネジメントシステム組織の情報セキュリティを仕組みとして運用する枠組みのこと。方針を決め、実施し、点検して見直す流れを繰り返して改善します。
- 認証名乗ったとおりの本人か、通信の相手が本物かを確かめる手続き。ここを経ずに入り込む裏口があると、後の許可の仕組みが働きません。
出典:令和2年度 10月 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問8
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問1:CRYPTREC暗号リストの問題(CRYPTREC)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問10(情報セキュリティマネジメントシステム)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問1:CRYPTREC暗号リストの問題(CRYPTREC)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問10:CRYPTRECの主な活動内容(企画)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問25:コントロールに関する問題(企画)
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