令和2年度 10月 午前Ⅱ 問9
利用者認証
3Dセキュアに関する記述
3D セキュアは,ネットショッピングでのオンライン決済におけるクレジットカードの不正使用を防止する対策の一つである。3D セキュアに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- アクレジットカードの PIN(Personal Identification Number:暗証番号)を入力させ,検証することによって,なりすましによる不正使用を防止する。
- イクレジットカードのセキュリティコード(カードの裏面又は表面に記載された 3 桁又は 4 桁の番号)を入力させ,検証することによって,クレジットカードの不正使用を防止する。
- ウクレジットカードの有効期限を入力させ,検証することによって,期限切れクレジットカードの不正使用を防止する。
- エクレジットカード発行会社にあらかじめ登録したパスワードなど,本人しか分からない情報を入力させ,検証することによって,なりすましによるクレジットカードの不正使用を防止する。
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✓ これが正解エクレジットカード発行会社にあらかじめ登録したパスワードなど,本人しか分からない情報を入力させ,検証することによって,なりすましによるクレジットカードの不正使用を防止する。
解説
発行会社に事前登録したパスワードなどで本人を確かめる仕組みです。
3D セキュアは、ネットショッピングで決済するときに、カード会員本人かどうかをカード発行会社が確かめる仕組みです。出題当時の 3D セキュアでは、利用者は、あらかじめ発行会社に登録しておいたパスワードなど、本人しか知らない情報を入力します。カード番号などの券面の情報は、カードを盗まれたり盗み見られたりすれば第三者にも分かってしまいます。3D セキュアは、券面に書かれていない情報で確かめることで、券面の情報だけを手に入れた者によるなりすましを防ぎます。正解の選択肢は、発行会社にあらかじめ登録した本人しか分からない情報で検証すると述べており、この仕組みに当てはまります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アクレジットカードの PIN(Person…:PIN は、お店の端末で IC カードを使うときなど、対面の決済で入力する暗証番号です。ネット上の決済で発行会社のサイトを通して行う本人確認を指すものではなく、3D セキュアの説明には当たりません。
- イクレジットカードのセキュリティコード(カ…:セキュリティコードはカードの裏面か表面に印字された番号で、カードそのものや券面を見られれば第三者にも分かります。券面の情報を照合するだけの対策であり、券面ごと盗まれた場合のなりすましは防げません。
- ウクレジットカードの有効期限を入力させ,検…:有効期限の照合は、期限切れのカードが使われるのを止めるだけです。有効期限も券面に書かれた情報なので、有効なカードの情報を盗んだ者によるなりすましには効かず、3D セキュアの説明にもなりません。
この問題の用語
- パスワード本人だけが知っているという前提で使う合言葉。他人に知られた時点で、本人確認の役目を果たさなくなります。
- なりすまし別の人や組織を装って、相手に信じ込ませる行為です。人をだます手口だけでなく、送信元のドメインや他人の権限を装う技術的なものも含みます。
- PINICカードなどと一緒に使う、本人だけが知っている暗証番号です。カードに同封して送らず、別の経路で本人に知らせます。
出典:令和2年度 10月 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問9
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問6:Smurf攻撃に関する問題(なりすまし)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問5:偵察の段階に分類されるもの(なりすまし)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問1:FIDOに関する問題(PIN)
- 平成24年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問11:公衆無線LANに関する問題(なりすまし)
- 平成21年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10:ステガノグラフィの機能(なりすまし)
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