第36回 問題3
医学概論
次のうち,身体障害者手帳の交付対象となる内部障害として,正しいものを1つ選びなさい。
- 1視覚障害
- 2そしゃく機能障害
- 3平衡機能障害
- 4ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害
- 5体幹機能障害
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✓ これが正解4ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害
解説
HIVによる免疫機能障害は、手帳の対象となる内部障害です。
身体障害者手帳の対象となる障害は、身体障害者福祉法とその政令で種類が決められています。大きく分けると、視覚障害、聴覚又は平衡機能の障害、音声機能・言語機能又はそしゃく機能の障害、肢体不自由、そして内部障害です。内部障害は体の内側の臓器や機能の障害で、心臓、じん臓、呼吸器、ぼうこう又は直腸、小腸、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫、肝臓の7つの機能障害を指します。
この区分に当てはめると、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害は内部障害の一つであり、これが正しいものです。
選択肢に並ぶほかの障害も、手帳の対象であることは同じですが、内部障害とは別の区分に入ります。視覚障害は独立した区分、平衡機能障害は聴覚と同じ区分、そしゃく機能障害は音声・言語機能と同じ区分、体幹機能障害は肢体不自由の一つです。
覚え方は、外から見て分かりにくい臓器の働きの障害が内部障害、と押さえたうえで、心臓・じん臓・呼吸器・ぼうこう直腸・小腸・免疫・肝臓の7つを一続きで言えるようにしておくことです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1視覚障害:視覚障害は身体障害者手帳の対象ですが、障害の種類としては独立した区分です。体の内側の臓器の働きに関する内部障害の7つには含まれません。
- 2そしゃく機能障害:食べ物をかみ砕く口の働きの障害で、手帳の上では話す・声を出す働きの障害と一緒にまとめられています。臓器の働きを扱うグループとは別物です。
- 3平衡機能障害:平衡機能障害は、聴覚障害と同じ区分にまとめられている障害です。体のバランスを保つ働きの障害で、臓器の機能障害である内部障害とは区分が違います。
- 5体幹機能障害:胴体を支えたり姿勢を保ったりする動きの障害で、手足の障害と同じく肢体不自由として扱われます。胸やおなかの中の臓器の働きを問うものではありません。
出典:第36回 社会福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題3。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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