第36回 問題15
社会学と社会システム
持続可能な開発目標(SDGs)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 11989年にアメリカのオレゴン州で策定された,行政評価のための指標である。
- 2生活に関する八つの活動領域から構成された指標である。
- 3貧困に終止符を打つとともに,気候変動への具体的な対策を求めている。
- 41995年より毎年各国の指数が公表されている。
- 5貨幣換算した共通の尺度によって,一律に各指標を測定する。
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✓ これが正解3貧困に終止符を打つとともに,気候変動への具体的な対策を求めている。
解説
SDGsは、貧困の撲滅とともに気候変動への具体的な対策を求めています。
持続可能な開発目標(SDGs)は、2015年の国連サミットで採択された、2030年までに国際社会がめざす目標です。誰一人取り残さないことを掲げ、17の目標と、それを具体化したターゲットで構成されています。先進国と途上国の別なく、すべての国が取り組む普遍的な目標である点が特徴です。
17の目標の最初には、あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせることが置かれています。また、気候変動とその影響に立ち向かうための緊急対策を講じることも、独立した目標の一つになっています。このほか、飢餓、健康と福祉、教育、ジェンダー平等、働きがいと経済成長、不平等の是正など、社会・経済・環境の幅広い分野にわたります。したがって、貧困に終止符を打つとともに気候変動への具体的な対策を求めているという記述が最も適切です。
ほかの記述は、成立の年や場所、領域の数、測り方がSDGsと合いません。SDGsは国連で決められた国際目標であり、特定の国の地方政府が作った評価の指標ではなく、指標を一つの貨幣の単位にそろえて測るものでもありません。
覚え方は、2015年に国連で採択、2030年が期限、17の目標、最初の目標が貧困、と4点を組で押さえることです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 11989年にアメリカのオレゴン州で策定された,行政評価のための指標である。:SDGsは2015年に国連で採択された国際的な目標です。1989年にアメリカの一つの州で行政評価のために作られた指標という説明は、成り立ちも目的も合いません。
- 2生活に関する八つの活動領域から構成された指標である。:SDGsは17の目標から構成されています。生活に関する八つの活動領域で組み立てた指標という説明は、目標の数も構成の考え方もSDGsとは異なります。
- 41995年より毎年各国の指数が公表されている。:SDGsは2015年に採択された目標なので、1995年から毎年各国の数値が出されているという説明は時期が合いません。別の国際的な指数の説明と考えられます。
- 5貨幣換算した共通の尺度によって,一律に各指標を測定する。:SDGsは貧困・教育・環境などの幅広い分野ごとに、それぞれ性質の違う指標で進み具合を見ていきます。すべてを貨幣に換算した一つの尺度でそろえて測るものではありません。
出典:第36回 社会福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題15。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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