第36回 問題87
社会福祉調査の基礎
次のうち,質問への回答を他計式で記入する社会調査として,適切なものを2つ選びなさい。
- 1郵送調査
- 2留置調査
- 3個別面接調査
- 4集合調査
- 5オペレーターによる電話調査
答えと解説を見る
✓ これが正解3個別面接調査
✓ これが正解5オペレーターによる電話調査
解説
他計式は調査員が記入する個別面接調査と電話調査です。
この問は、調査票への回答をだれが記入するかという記入方式の区別で判断します。対象者自身が調査票に回答を書き込む方式を自計式(自記式)、調査員が質問を読み上げて対象者の答えを聞き取り、調査員が記入する方式を他計式(他記式)といいます。2つ選ぶ問なので、調査員が記入する方式を2つ探します。
個別面接調査は、調査員が対象者と対面して質問し、その回答を調査員が調査票に書き込むので他計式です。オペレーターによる電話調査も、オペレーターが電話で質問を読み上げ、聞き取った回答をオペレーターが記録するので他計式に当たります。他計式は、質問の意味を補足したり記入漏れを防いだりしやすい一方、調査員の聞き方が回答に影響するおそれや、人手と費用がかかるという特徴があります。
これに対して、郵送調査・留置調査・集合調査は、いずれも対象者自身が調査票に記入する自計式です。見分け方は、調査員が質問を読み上げて記入するのが他計式、紙や画面を対象者に渡して本人が書くのが自計式、と記入する人で分けることです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1郵送調査:郵送調査は、調査票を郵送し、対象者が自分で記入して返送してもらう方法です。回答を書き込むのは対象者自身なので、自計式に分類されます。
- 2留置調査:留置調査は、調査員が調査票を配って一定期間預け、対象者が自分で記入した後に回収する方法です。調査員は配布と回収を担うだけで、記入は対象者が行う自計式です。
- 4集合調査:集合調査は、対象者に一つの場所に集まってもらい、その場で調査票を配って各自に記入してもらう方法です。記入するのは対象者なので自計式です。
出典:第36回 社会福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題87。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)