第36回 問題111
ソーシャルワークの理論と方法
記録の方式の一つにSOAP方式がある。その内容に関して,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1Sは,客観的情報であり,利用者の行動を観察した内容を記述する。
- 2Oは,主観的情報であり,利用者の語った内容を記述する。
- 3Aは,支援計画であり,他機関や他専門職からの情報を記述する。
- 4Pは,プロセスであり,利用者の言葉や他機関からの情報に関する判断を記述する。
- 5SOAP記録は,問題と援助者の思考が明確になる問題志向型記録の一つである。
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✓ これが正解5SOAP記録は,問題と援助者の思考が明確になる問題志向型記録の一つである。
解説
SOAP記録は問題と援助者の思考が明確になる問題志向型記録です。
この問は、SOAP方式の記録の構成と、その位置づけで判断します。SOAP方式は、ウィードが提唱した問題志向型システム(POS)にもとづく問題志向型記録の書き方で、医療や看護から福祉の現場にも広がりました。利用者の問題ごとに、情報、判断、計画を分けて書くことで、援助者が何を根拠にどう考え、次に何をするのかが記録から読み取れるようになります。
4つの文字の意味は、S(Subjective)が主観的情報で利用者や家族が語った内容、O(Objective)が客観的情報で観察した行動や検査の結果など、A(Assessment)がSとOをもとにした援助者のアセスメント(分析・判断)、P(Plan)が今後の支援計画です。したがって、SOAP記録は、問題と援助者の思考が明確になる問題志向型記録の一つである、という記述が最も適切です。
ほかの記述は、いずれも4つの文字の意味を取り違えています。覚え方は、本人の言葉がS、見たことがO、考えたことがA、これからすることがP、と書く順番どおりに並べて押さえることです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1Sは,客観的情報であり,利用者の行動を観察した内容を記述する。:Sは主観的情報で、利用者や家族が自分の言葉で語った内容を書く欄です。利用者の行動を観察した内容など客観的な情報は、Oの欄に記録します。
- 2Oは,主観的情報であり,利用者の語った内容を記述する。:Oは客観的情報で、援助者が観察した様子や測定した結果を書く欄です。利用者が語った内容は、主観的情報としてSの欄に記録します。
- 3Aは,支援計画であり,他機関や他専門職からの情報を記述する。:Aはアセスメントで、SとOの情報をもとに援助者がどう分析し判断したかを書く欄です。支援計画や今後の方針は、Pの欄に記録します。
- 4Pは,プロセスであり,利用者の言葉や他機関からの情報に関する判断を記述する。:Pは今後の支援計画で、何をするかを書く欄です。プロセスの意味ではなく、利用者の言葉や情報にもとづく判断を書くのはAのほうです。
出典:第36回 社会福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題111。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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