第37回 問題3
医学概論
筋骨格系に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
- 1筋肉は骨格筋と心筋の2種類からなる。
- 2筋組織にはカルシウムを貯蔵する働きがある。
- 3人体は約400個の骨からなる。
- 4骨量は小児期に最大となり,青年期以降は減少する。
- 5骨には血球をつくる働きがある。
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✓ これが正解5骨には血球をつくる働きがある。
解説
骨には、骨髄で血球をつくる働きがあります。
筋骨格系は、体を支えて動かす骨と筋肉のまとまりです。この問は、骨と筋肉それぞれの働きについての基本的な知識で判断します。
骨には、体を支える、脳や内臓を守る、筋肉と協力して体を動かすといった働きに加えて、カルシウムを蓄える働きと、骨の内部にある骨髄で血液の細胞(赤血球・白血球・血小板)をつくる造血の働きがあります。したがって、骨には血球をつくる働きがあるとする記述が正しいものです。
筋肉は、手足を動かす骨格筋、心臓の壁をつくる心筋、胃や腸・血管の壁にある平滑筋の3種類に分けられます。成人の骨の数はおよそ200個で、400個ではありません。骨量は成長とともに増え、成人期の初めごろに最大となり、その後は年齢とともに減っていきます。
骨の働きは、支える・守る・動かす・蓄える・つくる、の5つで整理しておくと、記述の正誤を見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1筋肉は骨格筋と心筋の2種類からなる。:筋肉は、骨格筋と心筋だけでなく、胃や腸、血管の壁をつくる平滑筋を加えた3種類に分けられます。2種類からなるとする点が誤りです。
- 2筋組織にはカルシウムを貯蔵する働きがある。:カルシウムを蓄える働きをもつのは筋組織ではなく骨です。骨は体内のカルシウムの大部分を貯蔵し、血液中の濃度に応じて出し入れしています。
- 3人体は約400個の骨からなる。:成人の骨の数はおよそ200個です。約400個という数は、実際の数の倍ほどにあたり誤りです。
- 4骨量は小児期に最大となり,青年期以降は減少する。:骨量は小児期に最大になるのではありません。成長とともに増えて成人期の初めごろに最大となり、その後年齢とともに減っていきます。小児期は骨量が増えていく途中の時期です。
出典:第37回 社会福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題3。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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