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第37回 問題74

ソーシャルワークの理論と方法

事例を読んで,地域包括支援センターのA社会福祉士がこの段階で行う援助に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事 例〕

Bさん(75歳,女性)は,一人暮らしが不安になり,長男家族と同居することになったが,転居後すぐに自宅に閉じこもるようになった。心配した長男が地域包括支援センターを訪ね「以前は,社交的で友人と外出することもあったが,それがなくなり心配」と相談した。Aは,Bさんと数回の面接を行った。Bさんは「長男家族が食事内容を私に合わせて作ってくれるのが,申し訳ない」「人と話すのが好きで,前に住んでいた地域では毎日楽しかった。きっかけがあれば外に出たい」と語った。Bさんは要支援1の認定を受けている。Aは,得られた情報を踏まえてBさんの支援計画を立てようと考えている。

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✓ これが正解4Bさんの社交性は強みなので,地域の茶話会への参加を促す。

解説

人と話すのが好きというBさんの強みを生かし、茶話会への参加を促します。

場面は、Aが数回の面接を終え、得られた情報をもとにBさんの支援計画を立てようとしている段階で、アセスメントからプランニングに移るところです。決め手はBさん自身の言葉です。Bさんは、人と話すのが好きで、前の地域では毎日が楽しかった、きっかけがあれば外に出たいと語っています。長男の話からも、以前のBさんは社交的で友人と外出していたことがわかります。

ストレングス視点は、本人のもつ強み(性格、能力、関心、希望など)や、周囲の資源に注目して支援を組み立てる考え方です。Bさんの社交性と、外に出たいという希望は、閉じこもりを解く大きな手がかりになります。転居先の地域で人と話せる場につなげば、Bさんの強みを生かして新しい人間関係をつくることができます。したがって、Bさんの社交性を強みと捉え、地域の茶話会への参加を促すことが最も適切です。要支援1のBさんにとって、地域の通いの場への参加は介護予防の面でも意味があります。

見分け方は、本人が自分の言葉で語った好きなことや望みを、支援計画の出発点にしている対応を選ぶことです。家族との関係の修復や代弁などは、本人の語りに根拠がないまま問題を想定して動く対応で、この段階には合いません。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第37回 社会福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題74。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。

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