平成21年度 秋期 午前Ⅱ 問13
パフォーマンス評価及び改善
ITILに関する問題
ITサービスマネジメントの構築に当たり,現状の業務のやり方とITILなどのベストプラクティスとを照合し,課題を明確にするために実施するものはどれか。
- アギャップ分析
- イサービスレベル管理
- ウマネジメントレビュー
- エリスクアセスメント
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✓ これが正解アギャップ分析
解説
現状とベストプラクティスとの差を明らかにするのがギャップ分析です。
ギャップ分析は、あるべき姿と現状とを照らし合わせ、その差、つまりギャップを明らかにする手法です。ITサービスマネジメントの構築では、ITILなどのベストプラクティスをあるべき姿として置き、現状の業務のやり方と比べます。どのプロセスが欠けているか、どこが不十分かが分かれば、取り組むべき課題と優先順位を決められます。見分ける軸は、比べる二つのものが現状と目標の姿であるかどうかです。照合して差を見る、という言葉が出たらギャップ分析、と結び付けて覚えると選びやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イサービスレベル管理:サービスレベル管理は、顧客と合意したサービスの水準を監視し、報告し、改善していくプロセスです。導入の前に現状とベストプラクティスとを比べて課題を洗い出す手法ではありません。
- ウマネジメントレビュー:マネジメントレビューは、経営層がマネジメントシステムの状況を定期的に見直し、適切さや有効性を確かめる活動です。すでに運用している仕組みの見直しであり、構築に当たって手本と比べる作業とは違います。
- エリスクアセスメント:リスクアセスメントは、リスクを特定し、分析し、評価して、対応の優先順位を決める一連の活動です。現状の業務をベストプラクティスと照合して差を明らかにする目的とは違います。
この問題の用語
- マネジメントレビュー経営層が、仕組みが目的に合っているかを定期的に見直すことです。前回の処置の状況、内部監査の結果、不適合と是正を考えます。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- サービスレベル管理提供するサービスの目標を顧客と合意し、守れているかを測って保つ活動。稼働率や応答時間を数字で決めます。
- リスクアセスメントリスクを洗い出し(特定)、大きさを見積もり(分析)、対応の優先順位を決める(評価)までの一連の作業を指します。
出典:平成21年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問13
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問9:マネジメントレビューに関する問題(マネジメントレビュー)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問16(リスクアセスメント)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問6:事業関係管理に関する問題(サービスレベル管理)
- 平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問1:JIS Q 31000の問題(リスクアセスメント)
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