平成21年度 秋期 午前Ⅱ 問23
ネットワーク
ARPの説明
TCP/IPネットワークで使用されるARPの説明として,適切なものはどれか。
- アIPアドレスからMACアドレスを得るためのプロトコル
- イIPアドレスからホスト名(ドメイン名)を得るためのプロトコル
- ウMACアドレスからIPアドレスを得るためのプロトコル
- エホスト名(ドメイン名)からIPアドレスを得るためのプロトコル
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✓ これが正解アIPアドレスからMACアドレスを得るためのプロトコル
解説
ARPはIPアドレスから対応するMACアドレスを得るプロトコルです。
ARPは、同じネットワーク上の相手にデータを送るとき、相手のIPアドレスから、そのIPアドレスを持つ機器のMACアドレスを調べるためのプロトコルです。問い合わせをネットワーク全体へ一斉に送り、該当する機器が自分のMACアドレスを返します。見分ける軸は、何から何を得るのか、そしてそれがIPアドレスとMACアドレスの組なのか、名前とIPアドレスの組なのかです。名前とIPアドレスの変換はDNSの役目です。ARPはIPからMACへ、RARPはその逆、と向きをセットで覚えると取り違えません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イIPアドレスからホスト名(ドメイン名)を…:IPアドレスからホスト名を求めるのは、DNSの逆引きと呼ばれる使い方です。名前とアドレスの対応を扱うのはDNSであり、物理的な宛先を調べるARPとは扱う情報が違います。
- ウMACアドレスからIPアドレスを得るため…:MACアドレスからIPアドレスを得るのはRARPの役割です。ARPとは調べる向きが逆で、自分のIPアドレスを知らない機器が起動時に問い合わせる場面などで使われてきました。
- エホスト名(ドメイン名)からIPアドレスを…:ホスト名からIPアドレスを得るのは、DNSによる名前解決です。利用者が使う名前を通信に使うアドレスへ変換する仕組みで、IPアドレスとMACアドレスを結び付けるARPとは別のものです。
この問題の用語
- DNS人が読む名前と、機械が使う住所を対応づけて教えてくれる仕組み。これがないと、名前でつなぐことができません。
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- IPアドレスネットワークにつながった機器を見分けるための番号。通信はこの番号を宛先として届けられ、名前からは変換して求めます。
- MACアドレスLAN内で機器を1台ずつ見分けるための固有の番号です。ブリッジはこれを見て中継しますが、ルータが見るのはIPアドレスなので働く層が違います。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- ドメイン名インターネット上の場所を、人が読める形で表した名前。通信するときはIPアドレスに変換してから使われます。
出典:平成21年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問23
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問21:チーミングの説明(IPアドレス)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問23:トランザクションに関する問題(プロトコル)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問24:コネクションが設定される場所(TCP)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問23:DNS水責め攻撃に関する問題(DNS)
- 平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問19:チーミングの説明(IPアドレス)
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