平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問14
データベース
フルバックアップに関する問題
データの追加・変更・削除が,少ないながらも一定の頻度で行われるデータベースがある。このデータベースのフルバックアップを磁気テープに取得する時間間隔を今までの2倍にした。このとき,データベースのバックアップ又は復旧に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- アフルバックアップ1回当たりの磁気テープ使用量が約2倍になる。
- イフルバックアップ1回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる。
- ウフルバックアップ取得の平均実行時間が約2倍になる。
- エログ情報を用いて復旧するときの平均処理時間が約2倍になる。
答えと解説を見る
✓ これが正解エログ情報を用いて復旧するときの平均処理時間が約2倍になる。
解説
適用するログが増え、ログを使う復旧の平均時間が約2倍になります。
データベースの復旧は、最後に取ったフルバックアップを戻し、その後に記録されたログ情報を順に当てて最新の状態まで進める手順で行います。見分ける軸は、取得間隔を変えたときに何が増えて何が変わらないかです。更新が一定の頻度で起きるので、フルバックアップの間隔を2倍にすると、バックアップから障害時点までにたまるログの量も平均して約2倍になります。そのため、ログ情報を用いて復旧する平均処理時間も約2倍になります。一方、フルバックアップは毎回データベース全体を写すので、1回分の磁気テープ使用量や取得時間はデータベースの大きさで決まり、間隔ではほとんど変わりません。間隔を延ばして減るのは取得の回数、増えるのは復旧の時間と覚えると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アフルバックアップ1回当たりの磁気テープ使…:フルバックアップは毎回データベース全体を写し取ります。更新は少ないので、取得間隔を2倍にしてもデータベースの大きさはほぼ変わらず、1回当たりの磁気テープ使用量が約2倍になることはありません。
- イフルバックアップ1回当たりの磁気テープ使…:取得間隔を延ばしても、フルバックアップで写すのがデータベース全体であることに変わりはありません。データの量が減るわけではないので、1回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる理由が見当たりません。
- ウフルバックアップ取得の平均実行時間が約2…:フルバックアップの実行時間は、写し取るデータベース全体の量でおおむね決まります。データの追加や削除は少ないので、取得する間隔を2倍にしても、1回の実行時間が約2倍に延びることはありません。
この問題の用語
- フルバックアップ対象のデータを毎回まるごと保存する方式。1回にかかる時間は長くなりますが、復元はその1本だけで済みます。
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
出典:平成27年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問14
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問23(データベース)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問22:クラウドサービス派生データの問題(ログ)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問11:フルバックアップに関する問題(フルバックアップ)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問23:2相コミットプロトコルの問題(ログ)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問11:フルバックアップに関する問題(フルバックアップ)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)