令和3年度 北海道 午前 問32
主な医薬品とその作用
ゲファルナートに関する問題
次の表はある胃腸薬に含まれている成分の一覧である。
| 3包中 | |
|---|---|
| ゲファルナート | 150mg |
| アズレンスルホン酸ナトリウム | 6mg |
| L-グルタミン | 400mg |
| メタケイ酸アルミン酸マグネシウム | 2268mg |
| ロートエキス散(10倍散) | 300mg |
| ショウキョウ末 | 150mg |
次の1~5で示される配合成分のうち、透析を受けている人が使用を避ける必要がある成分はどれか。
- 1ゲファルナート
- 2アズレンスルホン酸ナトリウム
- 3L-グルタミン
- 4メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
- 5ロートエキス
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✓ これが正解4メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
解説
透析中の人が避けるのはアルミニウムを含むメタケイ酸アルミン酸Mg
手引き第3章の胃の薬の節(制酸成分)で判断します。表の胃腸薬のうち、どの成分が透析を受けている人に問題となるかが要点です。
メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは、アルミニウムを含む制酸成分です。透析療法を受けている人がアルミニウムを含む成分を長期間使用した場合に、アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を発症したとの報告があります。腎臓の働きが落ちているとアルミニウムが体外に出にくく体内にたまりやすいためで、透析を受けている人では使用を避ける必要があります。また、透析を受けていなくても腎臓病の診断を受けた人では、使用前に相談するなどの注意が必要です。
ほかの成分は、透析を受けている人が避ける成分としては挙げられていません。ゲファルナート、アズレンスルホン酸ナトリウム、L-グルタミンは胃粘膜を保護・修復する目的の成分です。ロートエキスは抗コリン成分で、注意が必要なのは排尿困難や緑内障のある人などです。
したがって正解はメタケイ酸アルミン酸マグネシウムです。成分名にアルミンやアルミニウムとあれば、透析・腎臓病の注意を思い出すと選べます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1ゲファルナート:ゲファルナートは、胃粘膜を保護し傷んだ粘膜の修復を助ける目的の成分です。アルミニウムを含まないので、透析を受けている人が避ける成分には当たりません。
- 2アズレンスルホン酸ナトリウム:アズレンスルホン酸ナトリウムは胃の荒れた粘膜を治す方向に働く成分で、金属のアルミニウムを含みません。腎臓から出にくい成分の蓄積が問題になる透析中の人でも、この成分は避ける対象に挙げられていません。
- 3L-グルタミン:L-グルタミンは胃粘膜の保護・修復を目的に配合される成分です。透析療法を受けている人で脳症や骨症の報告があるアルミニウムとは関係しません。
- 5ロートエキス:ロートエキスは抗コリン成分で、胃液の分泌を抑えたり胃腸の痛みを和らげたりします。気を付けたいのは排尿困難や緑内障の人などで、透析の人が避ける成分ではありません。
出典:令和3年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問32(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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