令和4年度 北海道 午後 問19
人体の働きと医薬品
接触皮膚炎に関する問題
以下の記述は医薬品の主な副作用の症状に関するものである。これらの症状を示す副作用の名称について、正しい組み合わせはどれか。
a 接触皮膚炎は、医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴である。
b うっ血性心不全は、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などの症状を認める。
c 肝機能障害は、軽度の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。
d 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん、眼の充血等の症状を伴う病態で、ライエル症候群とも呼ばれる。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 誤
- 2誤 誤 正 正
- 3正 正 誤 正
- 4正 誤 誤 正
- 5誤 正 正 誤
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✓ これが正解1正 正 正 誤
解説
a・b・cが正、dは中毒性表皮壊死融解症の説明で誤り
主な副作用の症状と名称の対応は、手引き第2章の症状からみた主な副作用の項で判断します。記述の症状がその名称に合っているかを一つずつ確かめます。
aは正しい記述です。接触皮膚炎は、医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴です。bも正しい記述です。うっ血性心不全は、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出せなくなり、肺に血液が貯留して、息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などが認められます。cも正しい記述で、肝機能障害は軽度なら自覚症状がなく、健康診断などの血液検査で初めて分かることが多いとされます。dは誤りです。全身の10%以上に火傷様の水疱などが認められ、ライエル症候群とも呼ばれるのは中毒性表皮壊死融解症です。皮膚粘膜眼症候群は、スティーブンス・ジョンソン症候群とも呼ばれます。
したがって、a正・b正・c正・d誤の組み合わせが正解です。皮膚粘膜眼症候群はスティーブンス・ジョンソン、中毒性表皮壊死融解症はライエル、と別名を対で覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2誤 誤 正 正:aとbを誤、dを正としています。接触皮膚炎とうっ血性心不全の説明はどちらも正しく、ライエル症候群とも呼ばれる病態は中毒性表皮壊死融解症なのでdは誤りです。
- 3正 正 誤 正:cを誤、dを正としています。軽い肝機能障害は自覚症状がなく血液検査で見つかることが多いのでcは正しく、dは別の病態の名前を当てているので誤りです。
- 4正 誤 誤 正:bとcを誤としていますが、うっ血性心不全の息切れやむくみ、ピンク色の痰、軽い肝機能障害が検査で見つかることは、いずれも手引きの説明どおりです。
- 5誤 正 正 誤:aを誤としていますが、触れた部分だけに症状が出て境界がはっきりするのは接触皮膚炎の特徴です。ライエル症候群をめぐるdの判定も正しくありません。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問19(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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