令和8年度 北海道 午後 問13
人体の働きと医薬品
アナフィラキシーに関する問題
全身的に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a アナフィラキシーは、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。
b 皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、いずれも原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多い。
c 偽アルドステロン症は、体内にナトリウムと水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる病態である。
d ステロイド性抗炎症薬の使用により、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなり、突然の高熱や倦怠感等の症状を呈することがある。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 正
- 2誤 正 正 正
- 3正 誤 正 正
- 4正 正 誤 正
- 5正 正 正 誤
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✓ これが正解2誤 正 正 正
解説
b・c・dが正、aはアナフィラキシーは即時型なので誤り
手引き第2章の症状からみた主な副作用のうち、全身的に現れる副作用(ショック、皮膚粘膜眼症候群・中毒性表皮壊死融解症、偽アルドステロン症、抵抗力の低下)の範囲で判断します。
aは誤りです。アナフィラキシーは生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種で、原因物質に触れてから短い時間で発症します。遅延型としている点が違います。bは正しい記述です。皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、いずれも原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多いとされます(1か月以上たってから起こることもあります)。cも正しく、偽アルドステロン症は、体内にナトリウムと水が貯まり、体からカリウムが失われることで生じる病態です。副腎皮質からのアルドステロン分泌が増えていないのに、このような状態になります。dも正しく、ステロイド性抗炎症薬などの使用で細菌やウイルスへの抵抗力が弱まり、突然の高熱や倦怠感などの症状を呈することがあります。
したがって、a誤・b正・c正・d正の組み合わせが正解です。アナフィラキシーは即時型、と型の名前を確実に結び付けておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 正 正:aを正としていますが、アナフィラキシーは即時型のアレルギー反応なので、遅延型とする記述は誤りです。ほかの記述の正誤は正解と一致しています。
- 3正 誤 正 正:aを正としていますが、アナフィラキシーは即時型のアレルギー反応なので、遅延型とする記述は誤りです。bを誤としていますが、どちらも使い始めてから2週間以内の発症が多いとされるので、正しい記述です。
- 4正 正 誤 正:aを正としていますが、アナフィラキシーは即時型のアレルギー反応なので、遅延型とする記述は誤りです。cを誤としていますが、ナトリウムと水の貯留とカリウムの喪失で起こる病態なので、正しい記述です。
- 5正 正 正 誤:aを正としていますが、アナフィラキシーは即時型のアレルギー反応なので、遅延型とする記述は誤りです。dを誤としていますが、ステロイド性抗炎症薬で感染への抵抗力が落ちることがあるので、正しい記述です。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問13(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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