令和7年度 北海道 午後 問8
人体の働きと医薬品
外皮系に関する以下の記述の正誤
外皮系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 皮膚と皮膚腺、角質の総称である。
b メラニン色素は、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
c ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられている。
d 汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の二種類があり、エクリン腺は体臭腺である。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 誤
- 2誤 誤 正 正
- 3正 正 誤 正
- 4正 誤 誤 正
- 5誤 正 正 誤
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✓ これが正解1正 正 正 誤
解説
a〜cが正、dは体臭腺がアポクリン腺なので誤りです。
外皮系は、手引きの第2章(人体の構造と働き)で、身体を覆う皮膚とその付属物として扱われます。皮膚の構造・防御の仕組み・汗腺の種類を押さえて判断します。
aは正しい記述です。外皮系とは、皮膚と、汗腺・皮脂腺・乳腺などの皮膚腺、爪や毛などの角質を総称したものです。bも正しく、皮膚の表皮にあるメラニン色素は、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割があります。cも正しく、皮膚の表面には常に一定の微生物(皮膚常在菌)が付着しており、その存在によって表面での病原菌の繁殖が抑えられています。dは誤りです。汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類があり、体臭腺と呼ばれるのはアポクリン腺です。アポクリン腺はわきの下などの毛根部に分布し、エクリン腺は手のひらなど全身に分布して体温調節のための汗を出します。
したがって、a正・b正・c正・d誤の組み合わせが正解です。体臭はアポクリン、体温調節はエクリンと、それぞれの汗腺の役割で区別すると覚えやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2誤 誤 正 正:a・b を誤りとし、d を正としています。外皮系の定義もメラニン色素の役割も正しく、体臭腺はアポクリン腺なので d は誤りです。
- 3正 正 誤 正:c を誤りとしていますが、皮膚の表面の常在菌が病原菌の繁殖を抑えているのは正しい記述です。また体臭腺はアポクリン腺なので d を正とする点も合いません。
- 4正 誤 誤 正:b・c を誤りとし d を正としています。メラニン色素による紫外線の防護、常在菌による病原菌の抑制はどちらも正しく、d は体臭腺の名を取り違えています。
- 5誤 正 正 誤:a を誤りとしていますが、皮膚と皮膚腺(汗腺・皮脂腺など)、角質(爪や毛など)を合わせて外皮系と呼ぶので、a は正しい記述です。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問8(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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