令和7年度 北海道 午後 問7
人体の働きと医薬品
副鼻腔に関する問題
鼻に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 鼻腔上部の粘膜にある嗅細胞を、においの元となる物質の分子が刺激すると、その刺激が脳の嗅覚中枢へ伝えられる。
b 鼻腔に隣接した目と目の間、額部分、頬の下、鼻腔の奥に空洞があり、それらを総称して副鼻腔という。
c 副鼻腔に入った埃等の粒子は、粘液に捉えられて、線毛の働きによって鼻腔内へ排出される。
d 鼻腔と副鼻腔を連絡する管は非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 誤
- 2正 誤 誤 誤
- 3誤 誤 誤 正
- 4誤 正 誤 誤
- 5正 正 正 正
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✓ これが正解5正 正 正 正
解説
a〜dの4つとも、鼻と副鼻腔の正しい説明です。
鼻の構造と働きは、手引きの第2章の感覚器官の項で扱われます。嗅覚の仕組みと副鼻腔の位置・炎症の起こり方を押さえて判断します。
aは正しく、鼻腔上部の粘膜にある嗅細胞を、においの元となる物質の分子が刺激すると、その刺激が脳の嗅覚中枢へ伝えられます。bも正しく、鼻腔に隣接した目と目の間、額部分、頬の下、鼻腔の奥に空洞があり、それらを総称して副鼻腔といいます。cも正しく、副鼻腔も鼻腔と同様に線毛を有し粘液を分泌する細胞でできた粘膜で覆われていて、入り込んだ埃などの粒子は粘液に捉えられ、線毛の働きで鼻腔内へ排出されます。dも正しく、鼻腔と副鼻腔をつなぐ管は非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがあります。
したがって、すべて正とする組み合わせが正解です。副鼻腔炎は狭い通路がふさがって起こる、という仕組みで覚えておくと、dのような記述を正しく判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 正 誤:d を誤りとしていますが、鼻腔と副鼻腔をつなぐ管はとても狭く、粘膜が腫れると開口部がふさがって副鼻腔に炎症が起こることがあるので、d は正しい記述です。
- 2正 誤 誤 誤:b・c・d を誤りとしていますが、副鼻腔の位置、線毛による粒子の排出、開口部がふさがって炎症が起きる仕組みは、どれも手引きの内容どおりです。
- 3誤 誤 誤 正:a を誤りとしていますが、嗅細胞がにおい物質の分子に刺激され、その刺激が脳の嗅覚中枢へ伝わるのは正しい仕組みです。b・c を誤りとする点も合いません。
- 4誤 正 誤 誤:a・c・d を誤りとしていますが、嗅覚の仕組み、線毛の働きによる排出、副鼻腔の炎症の起こり方はいずれも正しい記述です。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問7(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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