令和8年度 北海道 午前 問5
医薬品に共通する特性と基本的な知識
セルフメディケーションの問題
セルフメディケーションに関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1セルフメディケーション税制は、条件を満たした場合に、税制の対象となるOTC医薬品の購入の対価について、一定の金額をその年分の総所得金額等から控除する制度である。
- 2セルフメディケーション税制の対象となる一般用医薬品は、現在、スイッチOTC医薬品のみである。
- 3適切な健康管理の下で医療用医薬品からの代替を進める観点から、セルフメディケーション税制が導入された。
- 4登録販売者が地域住民の健康相談を受け、一般用医薬品の販売や必要な時は医療機関の受診を勧める業務は、セルフメディケーションの推進に欠かせない業務である。
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✓ これが正解2セルフメディケーション税制の対象となる一般用医薬品は、現在、スイッチOTC医薬品のみである。
解説
スイッチOTC以外も対象なので、スイッチOTCのみとする記述が誤り
手引き第1章のセルフメディケーションへの積極的な貢献の項にある、セルフメディケーション税制の知識で判断します。セルフメディケーションとは、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすることです。
税制の仕組み(条件を満たした場合に、対象となるOTC医薬品の購入の対価について、一定の金額をその年分の総所得金額等から控除する制度)の説明は正しい記述です。導入の趣旨として、適切な健康管理の下で医療用医薬品からの代替を進める観点が挙げられている点も正しく、登録販売者が地域住民の健康相談を受け、一般用医薬品の販売や必要に応じた受診勧奨を行うことがセルフメディケーションの推進に欠かせないという記述も正しいものです。
誤っているのは、対象が現在スイッチOTC医薬品のみとする記述です。税制の導入当初の対象はスイッチOTC医薬品(医療用から一般用に転用された成分を含む医薬品)でしたが、その後の見直しで、スイッチOTC医薬品以外にも、腰痛や肩こり、風邪やアレルギーの諸症状に対応する一般用医薬品が対象に加わっています。よって、対象をスイッチOTC医薬品に限るとした記述が正解です。のみ・だけと範囲を限る言い方は、制度の見直しで範囲が広がっていないかを疑うのが見分け方です。
なお、令和8年度税制改正による対象範囲の見直しで、令和9年1月1日からはOTC検査薬も税制の対象に加わる予定です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1セルフメディケーション税制は、条件を満た…:所得控除の仕組みをそのまま述べた記述で、誤りはありません。一定の条件を満たすと、税制の対象のOTC医薬品を買った金額のうち一定額が、その年の所得から差し引かれます。
- 3適切な健康管理の下で医療用医薬品からの代…:制度が導入された趣旨を正しく述べています。適切な健康管理の下で、医療用医薬品から一般用医薬品への代替を進めることがねらいとされており、誤りではありません。
- 4登録販売者が地域住民の健康相談を受け、一…:登録販売者の役割として正しい内容です。地域住民の健康相談に応じ、一般用医薬品を販売したり、必要なときは医療機関の受診を勧めたりする業務は、セルフメディケーションの推進に欠かせません。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問5(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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